平成21年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問7

分野:ソフトウェア(OS・タスク/プロセス管理・記憶管理・ファイル管理・OSS・ミドルウェア)|実際に出題されたIPA過去問題

Linux システムにおいて,静的ライブラリと比較した場合の共有ライブラリの特徴はどれか。

  1.  実行可能ファイルのサイズが大きくなる。
  2.  実行時のメモリの使用効率が良い。
  3.  ライブラリの修正後,それを利用するプログラムの再コンパイルが必要である。
  4.  リンク時のオーバヘッドが小さい。
解答・解説を見る

正解:イ

AI解説

共有ライブラリ(動的リンクライブラリ)は実行時にメモリ上へロードされ、複数のプロセスが同じライブラリの実体をメモリ上で共有できるため、静的ライブラリに比べ実行時のメモリ使用効率が良い。また実行可能ファイル自体のサイズも小さくできる。 ア: 共有ライブラリはライブラリのコードを実行ファイルに含めないため、静的ライブラリより実行可能ファイルのサイズはむしろ小さくなる。 イ: 正しい。共有ライブラリは複数プロセスでメモリ上の同じ実体を共有できるため、静的ライブラリに比べて実行時のメモリ使用効率が良い。 ウ: 共有ライブラリはリンクを実行時に行う(動的リンク)ため、ライブラリを修正しても呼び出し側プログラムを再コンパイルする必要がない点が特徴であり、これは静的ライブラリの性質(修正のたびに再リンクが必要)である。 エ: 共有ライブラリは実行時に動的リンク処理が発生するため、静的ライブラリに比べてリンク時(実行開始時)のオーバヘッドはむしろ大きくなる。 💡 静的リンク=コンパイル時に取り込み実行ファイルが大きくなる、動的リンク(共有ライブラリ)=実行時にロードしメモリを共有できる、という対比を覚えておくとよい。

出典:平成21年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問7 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
📱 演習アプリで解く(無料・登録不要・2,640問収録)

「ソフトウェア」分野の攻略ポイント

OS・タスク/プロセス管理・記憶管理・ファイル管理・OSS・ミドルウェアが範囲です。ページ置換えアルゴリズムやタスクスケジューリングは手順が決まっているので、シミュレーションの練習をすれば確実に得点源になります。

ソフトウェアの攻略ポイントをすべて見る(要点6項目・ひっかけ3項目)→

同じ分野(ソフトウェア(OS・タスク/プロセス管理・記憶管理・ファイル管理・OSS・ミドルウェア))の過去問