平成22年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問8

分野:ソフトウェア(OS・タスク/プロセス管理・記憶管理・ファイル管理・OSS・ミドルウェア)|実際に出題されたIPA過去問題

再入可能(リエントラント)プログラムに関する記述のうち,適切なものはどれか。

  1.  再入可能プログラムは,逐次再使用可能プログラムから呼び出すことはできない。
  2.  再入可能プログラムは,呼出し元ごとに確保された記憶領域に局所変数が割り当てられる。
  3.  実行途中で待ち状態が発生するプログラムは,再入可能プログラムではない。
  4.  逐次再使用可能なプログラムは,再入可能プログラムでもある。
解答・解説を見る

正解:イ

AI解説

再入可能(リエントラント)プログラムとは、複数のタスクから同時並行的に呼び出されても正しく動作するプログラムのことで、そのためには呼び出し元ごとに独立した記憶領域(スタック上の局所変数領域など)を確保し、共有される主プログラムコードとは別に管理する必要がある。 ア: 再入可能プログラムは、逐次再使用可能プログラム(前の呼出しが終わってから次を呼び出せるプログラム)の性質を包含する上位概念であり、逐次再使用可能プログラムから呼び出すこと自体は制限されない。 イ: 正しい。再入可能プログラムは、呼出し元ごとに独立して確保された記憶領域に局所変数を割り当てることで、複数呼出しの干渉を防いでいる。 ウ: 再入可能プログラムでも、各呼出しの状態が呼び出し元ごとの記憶領域に保持されていれば、実行途中で待ち状態(割込みや入出力待ち)が発生しても問題なく再入可能である。 エ: 逐次再使用可能なプログラム(一つの呼出しが終わってから次を呼び出せる性質)が必ずしも再入可能(同時並行呼出しに対応できる性質)とは限らない。再入可能は逐次再使用可能より強い条件であり、逆の包含関係は成り立たない。 💡 「再入可能⊂逐次再使用可能」ではなく「再入可能⊃(を満たせば)逐次再使用可能」の関係、すなわち再入可能なら逐次再使用可能だが、逆は必ずしも成り立たないと覚える。

出典:平成22年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問8 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
📱 演習アプリで解く(無料・登録不要・2,640問収録)

「ソフトウェア」分野の攻略ポイント

OS・タスク/プロセス管理・記憶管理・ファイル管理・OSS・ミドルウェアが範囲です。ページ置換えアルゴリズムやタスクスケジューリングは手順が決まっているので、シミュレーションの練習をすれば確実に得点源になります。

ソフトウェアの攻略ポイントをすべて見る(要点6項目・ひっかけ3項目)→

同じ分野(ソフトウェア(OS・タスク/プロセス管理・記憶管理・ファイル管理・OSS・ミドルウェア))の過去問