平成26年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問9

分野:コンピュータ構成要素(プロセッサ・メモリ・キャッシュ・入出力・IoTデバイス)|実際に出題されたIPA過去問題

キャッシュの書込み方式には,ライトスルー方式とライトバック方式がある。ライトバック方式を使用する目的として,適切なものはどれか。

  1.  キャッシュと主記憶の一貫性(コヒーレンシ)を保ちながら,書込みを行う。
  2.  キャッシュミスが発生したときに,キャッシュの内容の主記憶への書き戻しを不要にする。
  3.  個々のプロセッサがそれぞれのキャッシュをもつマルチプロセッサシステムにおいて,キャッシュ管理をライトスルー方式よりも簡単な回路構成で実現する。
  4.  プロセッサから主記憶への書込み頻度を減らす。
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正解:エ

AI解説

ライトバック方式は、書込み時にキャッシュだけを更新し、そのブロックがキャッシュから追い出されるときにまとめて主記憶へ書き戻す方式である。目的は、プロセッサから主記憶への書込み回数(頻度)を減らして高速化することである。一方ライトスルー方式は毎回主記憶にも書き込む。 ア: 書込みのたびに主記憶も更新して一貫性を保つのはライトスルー方式の特徴である。 イ: ライトバック方式ではキャッシュミス時に更新済みブロックの書き戻しが必要になることがあり、記述は逆である。 ウ: マルチプロセッサでキャッシュ管理が簡単な回路で済むのはライトスルー方式であり、ライトバックは一貫性制御が複雑になる。 エ: 正解。キャッシュ上で書込みをまとめることで、主記憶への書込み頻度を減らせるのがライトバック方式の目的である。 💡 「スルー=毎回主記憶まで通す(単純・一貫性維持が容易だが遅い)」「バック=後でまとめて書き戻す(速いが制御が複雑)」の対比で4肢すべて判定できる。

出典:平成26年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問9 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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