平成27年度春期 応用情報技術者試験 午前 問10

分野:コンピュータ構成要素(プロセッサ・メモリ・キャッシュ・入出力・IoTデバイス)|実際に出題されたIPA過去問題

CPUにおける投機実行の説明はどれか。

  1.  依存関係にない複数の命令を,プログラム中での出現順序に関係なく実行する。
  2.  パイプラインの空き時間を利用して二つのスレッドを実行し,あたかも二つのプロセッサであるかのように見せる。
  3.  二つ以上のCPUコアによって複数のスレッドを同時実行する。
  4.  分岐命令の分岐先が決まる前に,あらかじめ予測した分岐先の命令の実行を開始する。
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正解:エ

AI解説

投機実行は、分岐命令の分岐先が確定する前に、分岐予測に基づいて予測した分岐先の命令の実行を先行して開始する技術である。予測が当たればパイプラインの停滞を防げ、外れたら実行結果を破棄する。よってエが正しい。 ア: 依存関係のない命令を出現順序と無関係に実行するのは、アウトオブオーダ実行の説明である。 イ: パイプラインの空き時間で複数スレッドを実行し複数プロセッサに見せるのは、同時マルチスレッディング(SMT、ハイパースレッディング)の説明である。 ウ: 複数のCPUコアで複数スレッドを同時実行するのはマルチコアプロセッサの説明である。 エ: 正解。分岐先確定前に予測先の命令実行を開始するのが投機実行である。 💡 「投機」=無駄になるかもしれないが先にやってみる、のイメージ。分岐予測とセットで登場し、外れたら破棄という点まで覚えると記述の正誤判定に強い。

出典:平成27年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問10 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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