平成27年度 高度共通 午前I(PM試験) 問10
CSMA/CD方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- ア 衝突発生時の再送動作によって,衝突の頻度が増すとスループットが下がる。
- イ 送信要求が発生したステーションは,共通伝送路の搬送波を検出してからデータを送信するので,データ送出後の衝突は発生しない。
- ウ ハブによって複数のステーションが分岐接続されている構成では,衝突の検出ができないので,この方式は使用できない。
- エ フレームとしては任意長のビットが直列に送出されるので,フレーム長がオクテットの整数倍である必要はない。
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正解:ア
AI解説
CSMA/CD方式は、送信前に搬送波を検出(CS)し、送信中に衝突を検出(CD)したら送信を中止してランダム時間待って再送する方式である。トラフィックが増えると衝突と再送が増え、再送がさらに衝突を招くため、スループットが急激に低下する。したがってアが適切である。 ア: 正解。衝突頻度が増すと再送が増え、その再送がまた衝突を生むため、負荷が高いほどスループットが低下するというCSMA/CDの特性を正しく述べている。 イ: 搬送波を検出してから送信しても、信号の伝搬遅延があるため他局と送信タイミングが重なる可能性があり、送出後の衝突は発生し得る。だからこそ衝突検出(CD)機構が必要である。 ウ: リピータハブで分岐接続された構成は一つの衝突ドメインを共有し、まさにCSMA/CDが使われる典型構成である。衝突検出は可能である。 エ: イーサネットのフレームはオクテット(8ビット)単位で構成され、フレーム長はオクテットの整数倍でなければならない。任意ビット長ではない。 💡 CSMA/CDは「早い者勝ち・ぶつかったらやり直し」方式で、高負荷に弱いことがポイント。伝搬遅延がある以上、事前の搬送波検出だけでは衝突を完全には防げない点がひっかけの定番である。
出典:平成27年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問10 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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