令和元年度 高度共通 午前I(PM試験) 問11
図のようなIPネットワークのLAN環境で,ホストAからホストBにパケットを送信する。LAN1において,パケット内のイーサネットフレームの宛先とIPデータグラムの宛先の組合せとして,適切なものはどれか。ここで,図中のMACn/IPmはホスト又はルータがもつインタフェースのMACアドレスとIPアドレスを示す。

- ア イーサネットフレームの宛先:MAC2,IPデータグラムの宛先:IP2
- イ イーサネットフレームの宛先:MAC2,IPデータグラムの宛先:IP3
- ウ イーサネットフレームの宛先:MAC3,IPデータグラムの宛先:IP2
- エ イーサネットフレームの宛先:MAC3,IPデータグラムの宛先:IP3
解答・解説を見る
正解:ウ
AI解説
IPアドレスは送信元から最終宛先まで変わらないエンドツーエンドの識別子であるのに対し、MACアドレスは同一LAN内の隣接機器間の転送(ホップ)ごとに付け替えられる。ホストAから別LAN上のホストBへ送る場合、LAN1上のフレームの宛先MACアドレスは中継するルータのLAN1側インタフェース(MAC3)、IPデータグラムの宛先は最終宛先であるホストB(IP2)となる。 ア: 宛先MACアドレスをホストBのMAC2とするのが誤り。ホストBは別LANにあるため、LAN1上ではまずルータ宛てにフレームを送る必要がある。 イ: 宛先MACアドレスが誤りであることに加え、IPデータグラムの宛先を中継ルータのIP3とするのも誤り。IPの宛先は最終宛先のまま変わらない。 ウ: 正しい。フレームの宛先は次ホップであるルータのLAN1側インタフェースのMAC3、IPデータグラムの宛先は最終宛先ホストBのIP2である。 エ: IPデータグラムの宛先をルータのIP3とするのが誤り。ルータはIPヘッダの宛先を見て転送するだけで、宛先IPは書き換えられない。 💡 「MACはホップごとに変わる、IPはエンドツーエンドで変わらない」が鉄則。宛先MACは常に同一LAN内の次の機器(デフォルトゲートウェイ等)を指すと覚える。
※Web掲載用に表記を一部変更しています。図表はIPA公式問題冊子から引用しています。著作権はIPAに帰属します。