平成21年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問18
制御系の組込みシステムで使用されるリアルタイム OS の特徴として,適切なものはどれか。
- ア MMU によって仮想記憶制御を行い,データの仮想化を行わなければならない。
- イ タスク生成は主に静的に行う。
- ウ ファイルマネージャ及びメモリプロテクション機能は必須である。
- エ ラウンドロビン方式のスケジューリングを用いてシステム全体のスループットの向上を図る。
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正解:イ
AI解説
制御系の組込みシステムで使われるリアルタイムOSでは、実行するタスクの種類や数があらかじめ決まっていることが多く、タスク生成は実行前に静的に行われるのが一般的である。これにより実行時のオーバヘッドを抑え、予測可能な応答性(リアルタイム性)を確保する。 ア: MMUによる仮想記憶制御は汎用OSで用いられる機能であり、リソースが限られメモリ管理を単純化したい組込みリアルタイムOSでは必須の機能ではない。 イ: 正しい。組込み制御系のリアルタイムOSでは、実行するタスクが事前に決まっていることが多く、タスク生成は主に静的に(あらかじめ)行われる。 ウ: ファイルマネージャやメモリプロテクション機能は汎用OSで重視される機能であり、リソース制約の厳しい組込みリアルタイムOSでは必須とは限らない。 エ: ラウンドロビン方式はスループット重視の汎用OSのスケジューリング方式であり、応答性(締切りの遵守)を重視するリアルタイムOSでは優先度に基づくスケジューリングが用いられることが多い。 💡 リアルタイムOSは「静的なタスク生成」「優先度ベースのスケジューリング」「軽量なカーネル」が特徴。汎用OS(動的なプロセス生成、ラウンドロビン、仮想記憶)との対比で覚えるとよい。
出典:平成21年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問18 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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