平成22年度春期 応用情報技術者試験 午前 問69

分野:技術戦略マネジメント(技術開発戦略・イノベーション・技術ロードマップ)|実際に出題されたIPA過去問題

“技術のSカーブ”の説明として,適切なものはどれか。

  1.  技術の期待感の推移を表すものであり,黎明期,流行期,反動期,回復期,安定期に分類される。
  2.  技術の進歩の過程を表すものであり,当初は緩やかに進歩するが,やがて急激に進歩し,成熟期を迎えると進歩は停滞気味になる。
  3.  工業製品において生産量と生産性の関係を表すものであり,生産量の累積数が増加するほど生産性は向上する傾向にある。
  4.  工業製品の故障発生の傾向を表すものであり,初期故障期間では故障率は高くなるが,その後の偶発故障期間での故障率は低くなり,製品寿命に近づく摩耗故障期間では故障率は高くなる。
解答・解説を見る

正解:イ

AI解説

技術のSカーブは技術の進歩(性能向上)の過程を時間軸で表したもので、当初は緩やかに進歩し、やがて急速に進歩し、成熟期に達すると進歩が停滞するというS字型の推移を示す。新技術への転換タイミングを見極める技術戦略の分析ツールとして使われる。 ア: これはハイプサイクル(先進技術の期待度曲線)の説明であり、黎明期・過度な期待のピーク期・幻滅期・啓発期・安定期という区分を持つ別の概念である。 イ: 正しい。技術のSカーブは技術進歩の過程を表し、緩やかな進歩→急激な進歩→成熟期の停滞というS字型の推移をたどる。 ウ: これは経験曲線(習熟効果)の説明であり、累積生産量の増加に伴い生産性(コスト効率)が向上するという別の概念である。 エ: これは故障率曲線(バスタブカーブ)の説明であり、初期故障期・偶発故障期・摩耗故障期という信頼性工学の概念である。 💡 Sカーブ=技術進歩、経験曲線=生産量と生産性、ハイプサイクル=期待度、バスタブカーブ=故障率、と4つの類似グラフ問題をセットで区別して覚えるとよい。

出典:平成22年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問69 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
📱 演習アプリで解く(無料・登録不要・2,640問収録)

「技術戦略マネジメント」分野の攻略ポイント

技術開発戦略・イノベーション・技術ロードマップが範囲です。出題数は少ないですが、用語が限られているため、一度覚えれば確実に得点できるコストパフォーマンスの良い分野です。

技術戦略マネジメントの攻略ポイントをすべて見る(要点6項目・ひっかけ3項目)→

同じ分野(技術戦略マネジメント(技術開発戦略・イノベーション・技術ロードマップ))の過去問