令和元年度春期 応用情報技術者試験 午前 問31
プライベートIPアドレスを割り当てられたPCがNAPT(IPマスカレード)機能をもつルータを経由して,インターネット上のWebサーバにアクセスしている。WebサーバからPCへの応答パケットに含まれるヘッダ情報のうち,このルータで書き換えられるフィールドの組合せとして,適切なものはどれか。ここで,表中の○はフィールドの情報が書き換えられることを表す。

- ア 宛先IPアドレス○,送信元IPアドレス○
- イ 宛先IPアドレス○,宛先ポート番号○
- ウ 送信元IPアドレス○,送信元ポート番号○
- エ 宛先ポート番号○,送信元ポート番号○
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正解:イ
AI解説
NAPT(IPマスカレード)は、往路(PC→Web)で送信元のプライベートIPアドレスとポート番号をルータのグローバルIPアドレスとポート番号に書き換える。復路(Web→PC)の応答パケットでは、その逆で宛先IPアドレスと宛先ポート番号をPCのプライベートIPアドレスと元のポート番号に書き換える。よってイが正解である。 ア: 誤り。応答パケットで送信元(Webサーバ)のIPアドレスを書き換える必要はない。送信元まで書き換えると応答元が分からなくなる。 イ: 正しい。応答パケットの宛先はルータのグローバルIPアドレス宛てに届くため、ルータが変換表に基づき宛先IPアドレスと宛先ポート番号をPCのものに書き戻す。 ウ: 誤り。送信元IPアドレスと送信元ポート番号を書き換えるのは、PCからWebサーバへ向かう往路のパケットの場合である。 エ: 誤り。送信元ポート番号(Webサーバの80番など)は書き換えられない。 💡 NAPTは「往路=送信元を書換え、復路=宛先を書換え」と方向で整理する。問題文がどちら向きのパケットを問うているかを最初に確認するのがひっかけ回避のコツである。
※Web掲載用に表記を一部変更しています。図表はIPA公式問題冊子から引用しています。著作権はIPAに帰属します。