令和元年度春期 応用情報技術者試験 午前 問47
フェールセーフの考えに基づいて設計したものはどれか。
- ア 乾電池のプラスとマイナスを逆にすると,乾電池が装填できないようにする。
- イ 交通管制システムが故障したときには,信号機に赤色が点灯するようにする。
- ウ ネットワークカードのコントローラを二重化しておき,片方のコントローラが故障しても運用できるようにする。
- エ ハードディスクにRAID1を採用して,MTBFで示される信頼性が向上するようにする。
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正解:イ
AI解説
フェールセーフは、故障や障害が発生したときに、システムが常に安全側の状態に移行するように設計する考え方である。交通管制システムが故障したら信号機を全て赤にするのは、事故を防ぐ安全側への倒し方の典型例である。「壊れたら安全側へ」がキーワードとなる。 ア: 誤り。乾電池を逆向きに装填できないようにするのは、人間の誤操作を防ぐフールプルーフの考え方である。 イ: 正しい。故障時に信号を赤にして交通を止めるのは、危険を回避し安全側に固定するフェールセーフの設計である。 ウ: 誤り。コントローラを二重化して片方が故障しても運用を続けるのは、フォールトトレランス(耐故障設計)の考え方である。 エ: 誤り。RAID1(ミラーリング)でMTBFに示される信頼性を高めるのも冗長化による耐故障・信頼性向上の施策であり、安全側への移行というフェールセーフではない。 💡 信頼性設計は「フェールセーフ=安全側に倒す」「フェールソフト=機能を縮退して継続」「フールプルーフ=誤操作をさせない」「フォールトトレランス=冗長化で継続」の4語を例とセットで区別するのが定石である。
出典:令和元年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問47 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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