平成21年度 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問8

分野:リスク|実際に出題されたIPA過去問題

リスクマネジメントにおける EMV(期待金額価値)の算出方法はどれか。

  1.  リスク事象発生時の影響金額 × リスク事象の発生確率
  2.  リスク事象発生時の影響金額 ÷ リスク事象の発生確率
  3.  リスク事象発生時の影響金額 × リスク対応にかかるコスト
  4.  リスク事象発生時の影響金額 ÷ リスク対応にかかるコスト
解答・解説を見る

正解:ア

AI解説

EMV(Expected Monetary Value:期待金額価値)は、リスク事象が発生したときの影響金額に発生確率を乗じて求める期待値である。例えば影響1,000万円・発生確率20%ならEMVは200万円となる。複数のリスク対応策をEMVで比較するデシジョンツリー分析の基礎となる計算である。 ア: 正しい。EMV=影響金額×発生確率であり、確率で重み付けした期待値として算出する。 イ: 影響金額を発生確率で割ると確率が小さいほど値が大きくなり、期待値の考え方に反する。 ウ: 対応コストとの乗算はEMVの定義ではない。対応コストはEMVと比較して対策の要否を判断する材料である。 エ: 影響金額を対応コストで割るのは費用対効果の比のような計算であり、EMVではない。 💡 期待値=金額×確率、は確率論の基本そのままである。「掛けるのは確率、比べるのは対策コスト」と覚えれば、割り算やコストを混ぜた誤答肢を即座に排除できる。

出典:平成21年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問8 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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