平成21年度 高度共通 午前I(PM試験) 問1
(1+α)ⁿ の計算を,1+n×α で近似計算ができる条件として,適切なものはどれか。
- ア |α|が1に比べて非常に小さい。
- イ |α|がnに比べて非常に大きい。
- ウ |α÷n|が1より大きい。
- エ |n×α|が1より大きい。
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正解:ア
AI解説
二項定理により(1+α)ⁿ=1+nα+n(n−1)÷2×α²+…と展開できる。|α|が1に比べて非常に小さければ,α²以降を含む高次の項は無視できるほど小さくなり,先頭の2項だけを残した1+n×αで近似できる。近似の成立条件は「αの2乗以降が無視できること」と押さえる。 ア: 正解。|α|≪1であればα²,α³…の項が急速に小さくなり,1+nαによる近似が成り立つ。 イ: |α|が大きいと高次の項がむしろ支配的になり,2項だけの近似は成り立たない。 ウ: |α÷n|が1より大きいことは|α|が大きいことを意味し,近似が成り立つ条件とは逆である。 エ: |n×α|が1より大きいと第2項だけで1を超え,無視した高次項の影響も大きく,近似精度は保証されない。 💡 誤差の主要因は第3項のn(n−1)α²÷2。金利計算(複利の近似)などでも使われる近似で,「αが十分小さいとき」という条件が常に付くことを覚えておく。
出典:平成21年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問1 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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