平成24年度 高度共通 午前I(PM試験) 問14
ディジタル署名などに用いるハッシュ関数の特徴はどれか。
- ア 同じメッセージダイジェストを出力する異なる二つのメッセージが,容易に求められる。
- イ メッセージが異なっていても,メッセージダイジェストは同じである。
- ウ メッセージダイジェストからメッセージを復元することは困難である。
- エ メッセージダイジェストの長さはメッセージの長さによって異なる。
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正解:ウ
AI解説
ハッシュ関数は任意長のメッセージから固定長のメッセージダイジェスト(ハッシュ値)を生成する。ディジタル署名に使えるのは、ダイジェストから元のメッセージを復元することが計算量的に困難という一方向性をもつからである。よって正解はウ。加えて、同じダイジェストをもつ別メッセージを見つけることが困難(衝突発見困難性)であることも要件である。 ア: 誤り。同じダイジェストを出力する二つのメッセージが容易に求められてはならない(衝突発見困難性に反する)。容易に求められたら署名の偽造が可能になる。 イ: 誤り。メッセージが異なれば実用上異なるダイジェストになることが求められる。同じでは改ざん検出ができない。 ウ: 正しい。ダイジェストから元のメッセージを復元することは困難である(一方向性)。これがハッシュ関数の本質的特徴である。 エ: 誤り。ダイジェストの長さはメッセージの長さによらず固定長である(SHA-256なら常に256ビット)。 💡 ハッシュ関数の3性質「固定長」「一方向性」「衝突発見困難性」を覚え、選択肢がどれかに違反していないかを検査する消去法が有効。「復元困難」は正しい性質、「容易に求められる」は誤りの合図である。
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