セキュリティ分野の攻略ポイント
応用情報技術者試験・プロジェクトマネージャ試験で出題された「セキュリティ」分野の過去問 359問と、当サイトが独自にまとめた攻略の要点です。
この分野で問われること
情報セキュリティは応用情報・高度共通午前Iを通じて最も出題数が多い分野です。暗号方式・認証・攻撃手法・マルウェア・アクセス制御・脆弱性管理・セキュリティ規格・ネットワークセキュリティまで範囲が広く、暗記だけでは選択肢を絞り切れません。「その仕組みが何を守るのか(機密性・完全性・可用性のどれか)」を軸に整理すると正答率が安定します。
攻略の要点
- 公開鍵暗号は「暗号化=受信者の公開鍵/復号=受信者の秘密鍵」、ディジタル署名は「署名=送信者の秘密鍵/検証=送信者の公開鍵」。この2組を取り違えさせる選択肢が定番なので、鍵の持ち主を必ず声に出して確認する。
- ハイブリッド暗号(SSL/TLS)は「共通鍵を公開鍵暗号で配送し、本文は共通鍵で暗号化」。公開鍵暗号が遅いという性能上の理由から来ている点まで押さえる。
- ハッシュ関数は一方向性・衝突困難性を提供し、守るのは完全性であって機密性ではない。「ハッシュ化すれば内容を秘匿できる」は誤り。
- 攻撃手法は『どの層/どの資産を狙うか』で分類する。SQLインジェクション=DB、クロスサイトスクリプティング=利用者のブラウザ、CSRF=利用者の権限、ディレクトリトラバーサル=サーバ上のファイル。対策も層に対応させて覚える。
- 認証の3要素(知識・所持・生体)と多要素認証は、「2つ以上の異なる要素」であることが要件。パスワード+秘密の質問は同じ知識要素なので多要素認証ではない。
- リスク対応は回避・低減(軽減)・移転(共有)・受容(保有)の4つ。保険加入=移転、対策実施=低減、事業撤退=回避、対策せず容認=受容という対応づけがそのまま問われる。
選択肢の典型的なひっかけ
- 「公開鍵で復号する」という記述は、署名検証の文脈なら正しく、機密通信の文脈なら誤り。文脈を読まずに反射で選ぶと外す。
- ファイアウォール・IDS・IPS・WAFの守備範囲の混同。WAFはHTTPの中身(アプリ層)、ファイアウォールはポート/IP(ネットワーク層〜トランスポート層)を見る。
- ウイルス・ワーム・トロイの木馬・ボットの定義すり替え。自己増殖するか、宿主が必要か、外部から遠隔操作されるかで切り分ける。
前提となる用語
共通鍵暗号公開鍵暗号ディジタル署名PKI・認証局ハッシュ関数多要素認証SQLインジェクションクロスサイトスクリプティングリスクアセスメントISMS・JIS Q 27001
「セキュリティ」の過去問(359問中60問を表示)
- 令和7年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問11リバースプロキシの説明として、適切なものはどれか。
- 令和7年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問12サイバー攻撃の攻撃段階をモデル化したサイバーキルチェーンにおいて、「エクスプロイト」に該当する行為はどれか。
- 令和7年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問13デジタル署名が付与されたソフトウェアをインストールするときに、そのソフトウェアの発行元を確認するために使用する証明書はど…
- 令和7年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問14JIS Q 27000:2019(情報セキュリティマネジメントシステム-用語)における真正性及び信頼性に対する定義a~d…
- 令和7年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問15電子メールの送信時に、送信側メールサーバでデジタル署名を電子メールヘッダに付与し、受信側メールサーバでそれを検証すること…
- 令和7年度春期 応用情報技術者試験 午前 問35デジタル庁,総務省及び経済産業省が策定した“電子政府における調達のために参照すべき暗号のリスト(CRYPTREC暗号リス…
- 令和7年度春期 応用情報技術者試験 午前 問36Webサーバのログを分析したところ,Webサーバへの攻撃と思われるHTTPリクエストヘッダーが記録されていた。次のHTT…
- 令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問36サイバー攻撃の攻撃段階をモデル化したサイバーキルチェーンにおいて,「エクスプロイト」に該当する行為はどれか。
- 令和7年度春期 応用情報技術者試験 午前 問37暗号機能を実装したIoT機器における脅威のうち,サイドチャネル攻撃に該当するものはどれか。
- 令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問37デジタル署名が付与されたソフトウェアをインストールするときに,そのソフトウェアの発行元を確認するために使用する証明書はど…
- 令和7年度春期 応用情報技術者試験 午前 問38PKIを構成するOCSPを利用する目的はどれか。
- 令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問38サイドチャネル攻撃はどれか。
- 令和7年度春期 応用情報技術者試験 午前 問39欧米などの企業,組織で行われている“セキュリティクリアランス”の事例はどれか。
- 令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問39CRLに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 令和7年度春期 応用情報技術者試験 午前 問40ソフトウェアの情報セキュリティ対策のうち,SBOM (Software Bill Of Materials)管理ツールを…
- 令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問40ある組織ではCSIRTとPSIRTが設置されている。セキュリティインシデントのうち,PSIRTが対応するものはどれか。
- 令和7年度春期 応用情報技術者試験 午前 問41cookieにSecure属性を設定しなかったときと比較した,設定したときのWebブラウザの動作として,適切なものはどれ…
- 令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問41JIS Q 27000:2019(情報セキュリティマネジメントシステム−用語)における真正性及び信頼性に対する定義a〜d…
- 令和7年度春期 応用情報技術者試験 午前 問42Webアプリケーションソフトウェアの開発におけるOSコマンドインジェクション対策はどれか。
- 令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問42CSPM(Cloud Security Posture Management)はどれか。
- 令和7年度春期 応用情報技術者試験 午前 問43VPNで使用されるプロトコルであるIPsec,L2TP,TLSの,OSI基本参照モデルにおける相対的な位置関係はどれか。
- 令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問43脆弱性検査で,ホストに対してポートスキャンを行う。スキャンしたポートの状態を判定する方法のうち,適切なものはどれか。
- 令和7年度春期 応用情報技術者試験 午前 問44パスワードクラックの対策のうち,ストレッチングに該当するものはどれか。
- 令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問44デジタルフォレンジックスの手順は収集,検査,分析及び報告から成る。このとき,デジタルフォレンジックスの手順に含まれるもの…
- 令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問45電子メールの送信時に,送信側メールサーバでデジタル署名を電子メールヘッダーに付与し,受信側メールサーバでそれを検証するこ…
- 令和6年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問13ディープフェイクを悪用した攻撃に該当するものはどれか。
- 令和6年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問14JVNなどの脆弱性情報サイトで採用されているCVE(Common Vulnerabilities and Exposur…
- 令和6年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問15DNSキャッシュポイズニング攻撃に対して有効な対策はどれか。
- 令和6年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問16エクスプロイトコードの説明はどれか。
- 令和6年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問24マイクロプロセッサの耐タンパ性を向上させる手法として,適切なものはどれか。
- 令和6年度春期 応用情報技術者試験 午前 問353Dセキュア2.0(EMV 3-Dセキュア)は,オンラインショッピングにおけるクレジットカード決済時に,不正取引を防止す…
- 令和6年度春期 応用情報技術者試験 午前 問36企業のDMZ上で1台のDNSサーバを,インターネット公開用と,社内のPC及びサーバからの名前解決の問合せに対応する社内用…
- 令和6年度春期 応用情報技術者試験 午前 問37DNSSECで実現できることはどれか。
- 令和6年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問37企業内のクライアントからクラウドサービスへのアクセスにSAML認証を利用したときのシステムの動作に関する記述のうち,適切…
- 令和6年度春期 応用情報技術者試験 午前 問38公開鍵暗号方式を使った暗号通信をn人が相互に行う場合,全部で何個の異なる鍵が必要になるか。ここで,一組の公開鍵と秘密鍵は…
- 令和6年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問38インターネット上の使われていないIPアドレス空間に大量に届くパケットはどれか。
- 令和6年度春期 応用情報技術者試験 午前 問39自社製品の脆弱性に起因するリスクに対応するための社内機能として,最も適切なものはどれか。
- 令和6年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問39ディープフェイクを悪用した攻撃に該当するものはどれか。
- 令和6年度春期 応用情報技術者試験 午前 問40JIS Q 31000:2019(リスクマネジメント−指針)において,リスク特定で考慮することが望ましいとされている事項…
- 令和6年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問40パスワードリスト攻撃に該当するものはどれか。
- 令和6年度春期 応用情報技術者試験 午前 問41WAFによる防御が有効な攻撃として,最も適切なものはどれか。
- 令和6年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問41JVNなどの脆弱性情報サイトで採用されているCVE(Common Vulnerabilities and Exposur…
- 令和6年度春期 応用情報技術者試験 午前 問42PCからサーバに対し,IPv6を利用した通信を行う場合,ネットワーク層で暗号化を行うときに利用するものはどれか。
- 令和6年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問42DNSキャッシュポイズニング攻撃に対して有効な対策はどれか。
- 令和6年度春期 応用情報技術者試験 午前 問43SPF(Sender Policy Framework)の仕組みはどれか。
- 令和6年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問43ソフトウェアのセキュリティ管理に使用されるSBOMはどれか。
- 令和6年度春期 応用情報技術者試験 午前 問44ICカードの耐タンパ性を高める対策はどれか。
- 令和6年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問44DNSSECの仕様はどれか。
- 令和6年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問45VLAN機能をもった1台のレイヤー3スイッチに40台のPCを接続している。スイッチのポートをグループ化して複数のセグメン…
- 令和6年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問46エクスプロイトコードの説明はどれか。
- 令和5年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問12パスワードクラック手法の一種である,レインボーテーブル攻撃に該当するものはどれか。
- 令和5年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問13自社の中継用メールサーバで,接続元IPアドレス,電子メールの送信者のメールアドレスのドメイン名,及び電子メールの受信者の…
- 令和5年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問14JPCERTコーディネーションセンター“CSIRTガイド(2021年11月30日)”では,CSIRTを機能とサービス対象…
- 令和5年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問15DKIM(DomainKeys Identified Mail)に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 令和5年度春期 応用情報技術者試験 午前 問36ボットネットにおいてC&Cサーバが担う役割はどれか。
- 令和5年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問36パスワードクラック手法の一種である,レインボーテーブル攻撃に該当するものはどれか。
- 令和5年度春期 応用情報技術者試験 午前 問37セキュアOSを利用することによって期待できるセキュリティ上の効果はどれか。
- 令和5年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問37楕円曲線暗号の特徴はどれか。
- 令和5年度春期 応用情報技術者試験 午前 問38メッセージにRSA方式のデジタル署名を付与して2者間で送受信する。そのときのデジタル署名の検証鍵と使用方法はどれか。
- 令和5年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問38自社の中継用メールサーバで,接続元IPアドレス,電子メールの送信者のメールアドレスのドメイン名,及び電子メールの受信者の…