平成27年度 高度共通 午前I(PM試験) 問4

分野:コンピュータ構成要素(プロセッサ・メモリ・キャッシュ・入出力・IoTデバイス)|実際に出題されたIPA過去問題

スーパスカラの説明として,適切なものはどれか。

  1.  処理すべきベクトルの長さがベクトルレジスタよりも長い場合,ベクトルレジスタ長の組に分割して処理を繰り返す方式である。
  2.  パイプラインを更に細分化することによって,高速化を図る方式である。
  3.  複数のパイプラインを用い,同時に複数の命令を実行可能にすることによって,高速化を図る方式である。
  4.  命令語を長く取り,一つの命令で複数の機能ユニットを同時に制御することによって,高速化を図る方式である。
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正解:ウ

AI解説

正解はウ。スーパスカラは、CPU内に複数のパイプライン(実行ユニット)を設け、1クロックで複数の命令を同時に取り出して並列実行することで高速化を図る方式である。命令レベルの並列性をハードウェアが動的に引き出す点が特徴である。 ア: ベクトル長がレジスタ長を超える場合に分割して繰り返すのは、ベクトル計算機の処理方式の説明である。 イ: パイプラインの各ステージをさらに細分化して高速化するのはスーパパイプラインの説明である。 ウ: 正解。複数パイプラインによる複数命令の同時実行がスーパスカラである。 エ: 長い命令語で複数の機能ユニットを同時制御するのはVLIW(Very Long Instruction Word)の説明である。VLIWでは並列化をコンパイラが静的に行う。 💡 高速化3方式は「スーパパイプライン=段数を細かく、スーパスカラ=パイプラインを複数、VLIW=1命令に複数操作を詰めてコンパイラが並列化」と対比で覚える。ハード動的=スーパスカラ、コンパイラ静的=VLIWの違いも頻出である。

出典:平成27年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問4 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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