平成27年度 高度共通 午前I(PM試験) 問3

分野:アルゴリズムとプログラミング(データ構造・アルゴリズム・探索整列・計算量の実際・擬似言語・プログラム言語・データ記述言語)|実際に出題されたIPA過去問題

自然数をキーとするデータを,ハッシュ表を用いて管理する。キーxのハッシュ関数h(x)を h(x)=x mod n とすると,キーaとbが衝突する条件はどれか。ここで,nはハッシュ表の大きさであり,x mod nはxをnで割った余りを表す。

  1.  a+bがnの倍数
  2.  a−bがnの倍数
  3.  nがa+bの倍数
  4.  nがa−bの倍数
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正解:イ

AI解説

正解はイ。ハッシュ値が衝突するのはh(a)=h(b)、すなわちaをnで割った余りとbをnで割った余りが等しいときである。余りが等しいことは差a−bがnで割り切れること(a−bがnの倍数)と同値である。合同式でa≡b (mod n)と表される関係である。 ア: a+bがnの倍数でも余りが等しいとは限らない。例えばn=5でa=2,b=3ならa+b=5は倍数だがh(a)=2,h(b)=3で衝突しない。 イ: 正解。a mod n=b mod n ⇔ a−bがnの倍数、という剰余の基本性質そのものである。 ウ: nがa+bの倍数という条件は余りの一致と無関係である。 エ: nがa−bの倍数の場合、a−bがn未満なら成立するのはa=bのときだけであり、一般の衝突条件ではない。 💡 「余りが等しい⇔差が割り切れる」は合同式の基本。迷ったら小さな具体数(n=5など)を各肢に代入して反例を探すと確実に絞り込める。

出典:平成27年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問3 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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「アルゴリズムとプログラミング」分野の攻略ポイント

データ構造・アルゴリズム・探索と整列・計算量・擬似言語・プログラム言語・データ記述言語が対象です。擬似言語のトレースは時間はかかるものの、落ち着いて表を書けば必ず正解にたどり着く「確実に取れる」問題です。

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