平成29年度 高度共通 午前I(PM試験) 問8
トランザクションAとBが,共通の資源であるテーブルaとbを表に示すように更新するとき,デッドロックとなるのはどの時点か。ここで,表中の ① ~ ⑧ は処理の実行順序を示す。また,ロックはテーブルの更新直前にテーブル単位で行い,アンロックはトランザクション終了時に行うものとする。

- ア ③
- イ ④
- ウ ⑤
- エ ⑥
解答・解説を見る
正解:エ
AI解説
正解はエ。デッドロックは、2つのトランザクションが互いに相手がロック中の資源の解放を待ち合い、どちらも進めなくなる状態である。トランザクションAがテーブルa→bの順、Bがテーブルb→aの順でロックを取得していくため、⑥の時点で互いに相手の保持するテーブルのロック解放を待つ状態となりデッドロックが成立する。 ア: ③の時点では、まだ一方のトランザクションしか相手の資源を要求しておらず、待ちは発生しても相互の待ち合いにはなっていない。 イ: ④の時点でも両者が相互に待ち合う関係は完成しておらず、処理は継続できる。 ウ: ⑤の時点では一方が相手のロック解放を待つ片方向の待ちであり、まだデッドロックではない。 エ: 正解。⑥で2つ目のトランザクションも相手のロック中テーブルを要求し、互いに解放を待ち合う循環が完成してデッドロックとなる。 💡 デッドロックの判定は「待ちの矢印が循環した瞬間」。複数トランザクションが資源を逆順にロックする構図が典型で、片方向の待ちはまだデッドロックでない点に注意。
※Web掲載用に表記を一部変更しています。図表はIPA公式問題冊子から引用しています。著作権はIPAに帰属します。