令和2年度 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問13

分野:調達|実際に出題されたIPA過去問題

次の契約条件でコストプラスインセンティブフィー契約を締結した。完成時の実コストが8,000万円の場合,受注者のインセンティブフィーは何万円か。〔契約条件〕(1)目標コスト 9,000万円 (2)目標コストで完成したときのインセンティブフィー 1,000万円 (3)実コストが目標コストを下回ったときのインセンティブフィー 目標コストと実コストとの差額の70%を1,000万円に加えた額。 (4)実コストが目標コストを上回ったときのインセンティブフィー 実コストと目標コストとの差額の70%を1,000万円から減じた額。ただし,1,000万円から減じる額は,1,000万円を限度とする。

  1.  700
  2.  1,000
  3.  1,400
  4.  1,700
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正解:エ

AI解説

コストプラスインセンティブフィー契約(CPIF)は、実コストに加えて、目標コストとの差に応じたインセンティブフィーを支払う契約形態である。本問では実コスト8,000万円が目標コスト9,000万円を1,000万円下回ったので、条件(3)を適用し、フィー=1,000万円+(9,000−8,000)×70%=1,000+700=1,700万円となり、エが正解である。 ア: 700万円は差額1,000万円×70%の加算分のみで、基本のインセンティブフィー1,000万円を加え忘れた値である。 イ: 1,000万円は目標コストどおりに完成した場合のフィーであり、コスト削減分の加算を考慮していない。 ウ: 1,400万円は差額への乗率や加算の計算を誤った場合の値であり、条件(3)の計算結果と一致しない。 エ: 正しい。実コストが目標を下回ったので、差額の70%である700万円を基本フィー1,000万円に加えた1,700万円となる。 💡 CPIF契約の問題は「実コストと目標コストの大小→適用条件の選択→差額×比率を基本フィーに加減」の手順で機械的に解く。コストを削減できた受注者ほどフィーが増える、という動機付けの仕組みとして理解しておく。

出典:令和2年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問13 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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