平成25年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問14

分野:システム構成要素(システム構成・冗長化・仮想化・性能/信頼性/稼働率計算・キャパシティ・クラスタ)|実際に出題されたIPA過去問題

分散処理システムに関する記述のうち、アクセス透過性を説明したものはどれか。

  1.  遠隔地にある資源を、遠隔地での処理方式を知らなくても、手元にある資源と同じ操作で利用できる。
  2.  システムの運用と管理をそれぞれの組織で個別に行うことによって、その組織の実態に合ったサービスを提供することができる。
  3.  集中して処理せずに、データの発生場所やサービスの要求場所で処理することによって、通信コストを削減できる。
  4.  対等な関係のコンピュータが複数あるので、一部が故障しても他のコンピュータによる処理が可能となり、システム全体の信頼性を向上させることができる。
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正解:ア

AI解説

正解はア。透過性(transparency)とは、分散システムの内部構造を利用者に意識させない性質をいう。アクセス透過性は、資源が遠隔地にあってもローカル資源と同じ操作方法でアクセスできる、つまり操作方法の違いを意識させない性質である。「同じ操作で利用できる」が決め手となる。 ア: 正しい。遠隔資源を手元の資源と同じ操作で利用できるのがアクセス透過性である。 イ: 組織ごとに個別の運用管理を行えるのは分散システムの自律性に関する説明であり、透過性ではない。 ウ: データ発生場所で処理して通信コストを削減するのは分散処理の利点(処理の局所化)の説明である。 エ: 一部の故障を他のコンピュータで代替できるのは分散システムによる信頼性向上(耐障害性)の説明である。 💡 透過性は「利用者に見えない・意識させない」という意味。アクセス透過性=操作方法、位置透過性=資源の場所、移動透過性=資源の移動、障害透過性=障害の発生を意識させない、と対象で区別する。

出典:平成25年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問14 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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「システム構成要素」分野の攻略ポイント

システム構成・冗長化・仮想化・性能/信頼性/稼働率の計算・キャパシティ計画・クラスタ構成を扱います。稼働率計算は公式が2本しかないうえに毎年出るため、ここを落とすのは非常にもったいない分野です。

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