平成30年度春期 応用情報技術者試験 午前 問15

分野:システム構成要素|実際に出題されたIPA過去問題

フェールソフトの説明として,適切なものはどれか。

  1.  システムの一部に故障や異常が発生したとき,データの消失,装置の損傷及びオペレータに対する危害が起こらないように安全な状態に保つ。
  2.  システムの運用中でも故障部分の修復が可能で,24時間365日の連続運転を可能にする。
  3.  装置の一部が故障しても,システムの全面的なサービス停止にならないようにする。
  4.  利用者が決められた順序でしか入力できないようにするなどして,単純なミスが起こらないようにする。
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正解:ウ

AI解説

IPA公式解答例による正解は「ウ」。フェールソフトとは、装置の一部が故障しても、故障箇所を切り離すなどして機能や性能を落としながらも運転を継続し、システム全面停止を回避する設計思想である。このときの縮小運転をフォールバック(縮退運転)という。「止めない(継続優先)」がフェールソフトの核心である。 ア: 誤り。故障時にデータ消失や危害が起こらないよう安全側に制御する考え方はフェールセーフの説明である。 イ: 誤り。運用中でも故障部分を修復でき24時間365日の連続運転を可能にするのは、無停止型(フォールトトレラント)システムやホットスワップなどの説明である。 ウ: 正しい。一部が故障しても全面的なサービス停止にせず、機能を縮小してでも継続するのがフェールソフトである。 エ: 誤り。決められた順序でしか入力できないようにして利用者の単純ミスを防ぐのはフールプルーフの説明である。 💡 フェール系用語は「セーフ=安全側に止める」「ソフト=柔らかく続ける(縮退)」「フールプルーフ=人のミス対策」と一言化して区別する。信号機が故障時に赤になるのはフェールセーフ、という具体例も覚えておく。

出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問15 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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