令和3年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問25

分野:情報メディア|実際に出題されたIPA過去問題

コンピュータグラフィックスに関する記述のうち,適切なものはどれか。

  1.  テクスチャマッピングは,全てのピクセルについて,視線と全ての物体との交点を計算し,その中から視点に最も近い交点を選択することによって,隠面消去を行う。
  2.  メタボールは,反射・透過方向への視線追跡を行わず,与えられた空間中のデータから輝度を計算する。
  3.  ラジオシティ法は,拡散反射面間の相互反射による効果を考慮して拡散反射面の輝度を決める。
  4.  レイトレーシングは,形状が定義された物体の表面に,別に定義された模様を張り付けて画像を作成する。
解答・解説を見る

正解:ウ

AI解説

ラジオシティ法は、拡散反射(乱反射)する面同士が互いに光を反射しあう相互反射の効果を考慮して、シーン内の各面の輝度(明るさ)を物理的に計算するコンピュータグラフィックスのレンダリング手法である。 ア: これはレイトレーシング(視線追跡法)における隠面消去の説明に近いが、テクスチャマッピング(模様の貼付け)の説明としては誤りである。 イ: これはレイトレーシング(反射・透過方向へ視線を追跡して輝度を求める手法)と対比される、視線追跡を行わない別の描画手法についての説明であり、メタボール(陰関数曲面による形状表現)の説明としては誤りである。 ウ: 拡散反射面同士の相互反射(間接光)による輝度への影響を考慮して各面の明るさを決定する手法がラジオシティ法であり、これが正解である。 エ: これはテクスチャマッピング(物体表面に模様の画像を貼り付ける手法)の説明であり、レイトレーシング(光線追跡による陰影・反射・屈折の計算)の説明としては誤りである。 💡 CG手法は目的で区別する。相互反射(間接光)を計算=ラジオシティ、視線を逆にたどり反射・屈折を計算=レイトレーシング、模様を貼る=テクスチャマッピングと対応させて覚える。

出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問25 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
📱 演習アプリで解く(無料・登録不要・2,640問収録)

「情報メディア」分野の攻略ポイント

画像・音声・動画の符号化と圧縮、JPEG/MPEG、AR/VR、コンピュータグラフィックスが範囲です。出題数は多くありませんが、圧縮方式の可逆/非可逆の区別だけは確実に押さえておきたいところです。

情報メディアの攻略ポイントをすべて見る(要点6項目・ひっかけ3項目)→

同じ分野(情報メディア)の過去問