平成24年度 高度共通 午前I(PM試験) 問8
ページング方式の仮想記憶において,ページ置換えの発生頻度が高くなり,システムの処理能力が急激に低下することがある。このような現象を何と呼ぶか。
- ア スラッシング
- イ スワップアウト
- ウ フラグメンテーション
- エ ページフォールト
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正解:ア
AI解説
スラッシングとは、ページング方式の仮想記憶で実記憶(主記憶)が不足し、ページフォールトとページ置換えが頻発して、CPUがページ入替え処理(ページイン・ページアウト)に忙殺され、本来の処理がほとんど進まなくなり処理能力が急激に低下する現象である。よって正解はア。「置換えの多発→性能急低下」という因果関係の名称を問う問題である。 ア: 正しい。ページ置換えの多発によりシステムの処理能力が急激に低下する現象がスラッシングである。 イ: スワップアウトは、主記憶上のプログラム(プロセス)を補助記憶に退避させる動作そのものの名称であり、性能低下現象の名称ではない。 ウ: フラグメンテーションは、記憶領域の確保と解放の繰返しで未使用領域が細切れに分散し、利用効率が下がる断片化現象である。 エ: ページフォールトは、アクセスしたいページが主記憶に存在しないときに発生する割込みであり、スラッシングの引き金ではあるが現象自体の名称ではない。 💡 「ページフォールト=1回の割込み(事象)、スラッシング=それが多発して性能が落ちる状態(現象)」と階層で覚える。対策は実記憶の増設やマルチプログラミング度の引下げである。
出典:平成24年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問8 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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