令和元年度 高度共通 午前I(PM試験) 問2

分野:基礎理論(2進数・論理・集合・確率統計・情報理論・AI/機械学習の理論・オートマトン・形式言語・計算量)|実際に出題されたIPA過去問題

AIにおけるディープラーニングに関する記述として,最も適切なものはどれか。

  1.  あるデータから結果を求める処理を,人間の脳神経回路のように多層の処理を重ねることによって,複雑な判断をできるようにする。
  2.  大量のデータからまだ知られていない新たな規則や仮説を発見するために,想定値から大きく外れている例外事項を取り除きながら分析を繰り返す手法である。
  3.  多様なデータや大量のデータに対して,三段論法,統計的手法やパターン認識手法を組み合わせることによって,高度なデータ分析を行う手法である。
  4.  知識がルールに従って表現されており,演繹手法を利用した推論によって有意な結論を導く手法である。
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正解:ア

AI解説

ディープラーニング(深層学習)は、人間の脳神経回路を模したニューラルネットワークの中間層を多層に重ね、データから特徴量を自動的に学習することで複雑な判断を可能にする機械学習の手法である。「脳神経回路のように」「多層の処理」という表現が判断の決め手となる。 ア: 正解。多層のニューラルネットワークによって複雑な判断を可能にする、ディープラーニングの説明である。 イ: 大量のデータから未知の規則や仮説を発見する分析はデータマイニングに関する説明である。 ウ: 三段論法・統計的手法・パターン認識を組み合わせた高度なデータ分析は、AI・データ分析一般の説明であり、多層構造による学習という深層学習の本質を示していない。 エ: ルールとして表現された知識から演繹推論で結論を導くのは、エキスパートシステム(ルールベースAI)の説明である。 💡 AI用語は「深層学習=多層ニューラルネット」「機械学習=データからの規則学習」「エキスパートシステム=人が与えたルールで推論」と、学習の仕組みの違いで区別するのが鉄則。

出典:令和元年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問2 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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「基礎理論」分野の攻略ポイント

2進数・論理演算・集合・確率統計・情報理論・AI/機械学習の理論・オートマトン・形式言語・計算量が範囲です。純粋な計算問題が多く、対策の有無がそのまま得点差になります。手を動かす練習が最も効く分野です。

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