平成23年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問58

分野:システム監査(監査手続・内部統制・ITガバナンス・監査証跡)|実際に出題されたIPA過去問題

ドキュメント管理において,稼働しているシステムの仕様とドキュメントの内容が一致しないリスクを低減するコントロールのチェックポイントはどれか。

  1.  開発工程において,ドキュメント一覧をあらかじめ決めておくこと
  2.  ドキュメント作成計画に基づき,その進捗管理を行うこと
  3.  ドキュメントの機密性を確保するための対策を講じること
  4.  プログラム変更に伴い,ドキュメントを遅滞なく更新すること
解答・解説を見る

正解:エ

AI解説

稼働中システムの仕様とドキュメントの内容が一致しないという不整合は、主にプログラムなどの変更時にドキュメントの更新が漏れる・遅れることによって生じる。したがって、このリスクを低減するコントロール(統制)は、プログラム変更に伴ってドキュメントを遅滞なく更新することであり、監査ではその実施状況をチェックする。リスクと統制の対応関係を正しく捉えることが重要である。 ア: ドキュメント一覧の事前決定は作成漏れを防ぐ統制であり、稼働後の変更による不一致リスクには対応しない。 イ: 作成計画に基づく進捗管理は開発時のドキュメント作成の遅延を防ぐ統制であり、内容の不一致リスクの低減策ではない。 ウ: 機密性確保の対策は情報漏えいリスクへの統制であり、仕様との不一致リスクとは無関係である。 エ: 正しい。変更の都度ドキュメントを遅滞なく更新すれば、稼働システムの仕様とドキュメントの乖離を防げる。 💡 監査・統制の問題は「リスクと対策の1対1対応」を見抜くのが解法。問題文のリスク(不一致)の発生原因(変更時の更新漏れ)を直接抑える選択肢を選ぶ。

出典:平成23年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問58 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
📱 演習アプリで解く(無料・登録不要・2,640問収録)

「システム監査」分野の攻略ポイント

監査手続・内部統制・ITガバナンス・監査証跡が範囲です。出題数は多くないものの、「監査人は独立していなければならない」「監査証拠に基づいて判断する」という原則を押さえるだけで大半の選択肢が切れる、効率の良い分野です。

システム監査の攻略ポイントをすべて見る(要点6項目・ひっかけ3項目)→

同じ分野(システム監査(監査手続・内部統制・ITガバナンス・監査証跡))の過去問