平成26年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問22
ウォッチドッグタイマの機能はどれか。
- ア あらかじめ設定された一定時間内にタイマがクリアされなかった場合,システム異常とみなしてシステムをリセット又は終了する。
- イ システム異常を検出した場合,タイマで設定された時間だけ待ってシステムに通知する。
- ウ システム異常を検出した場合,マスカブル割込みでシステムに通知する。
- エ システムが一定時間異常であった場合,上位の管理プログラムを呼び出す。
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正解:ア
AI解説
ウォッチドッグタイマ(番犬タイマ)は、プログラムが正常動作中は一定時間内に定期的にタイマをクリア(リセット)する仕組みで、暴走やハングアップでクリアされないままタイムアウトすると、システム異常とみなしてリセットや終了などの処理を行う。異常を検出するのではなく「クリアされないこと」で異常を推定する点が特徴である。 ア: 正しい。一定時間内にタイマがクリアされない=プログラムが正常に巡回していないと判断し、システムをリセット・終了する機能である。 イ: 異常検出後に一定時間待って通知する機能はウォッチドッグタイマではない。ウォッチドッグは異常検出の手段そのものである。 ウ: ウォッチドッグタイマのタイムアウト通知は通常、無視できないノンマスカブル割込み(NMI)やリセットで行われる。マスカブル割込みでは暴走時に割込みが無効化されている可能性があり不適切。 エ: 異常状態の継続を監視して上位プログラムを呼ぶという説明はウォッチドッグタイマの定義ではない。ウォッチドッグはタイマクリアの有無で判定する。 💡 「watchdog=番犬」。飼い主(プログラム)が定期的にえさ(クリア信号)を与えないと吠える(リセットする)とイメージすると覚えやすい。組込みシステムの暴走対策の定番機構である。
出典:平成26年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問22 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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