平成27年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問53
図に示すとおりに作業を実施する予定であったが,作業Aで1日の遅れが生じた。各作業の費用増加率を表の値とするとき,当初の予定日数で終了するために掛かる増加費用を最も少なくするには,どの作業を短縮すべきか。ここで,費用増加率とは,作業を1日短縮するために要する増加費用のことである。

- ア B
- イ C
- ウ D
- エ E
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正解:エ
AI解説
正解はエ。工期短縮のために追加費用を投じて所要日数を縮める技法をクラッシングという。短縮する意味があるのはクリティカルパス(全体工期を決める最長経路)上の作業だけであり,その中で費用増加率(1日短縮の追加費用)が最も小さい作業を選ぶのが最も経済的である。本問ではクリティカルパス上にある作業のうち費用増加率が最小の作業Eを1日短縮するのが最適となる。 ア: 作業Bはクリティカルパス上にないか,短縮しても全体工期の短縮に寄与しない。非クリティカルな作業を縮めても終了日は変わらず費用が無駄になる。 イ: 作業Cも同様に,全体工期短縮への寄与と費用増加率の観点でEより不利であり,最小費用の選択にならない。 ウ: 作業Dはクリティカルパス上にあっても費用増加率がEより高く,増加費用を最小にする選択ではない。 エ: 正しい。クリティカルパス上の作業の中で費用増加率が最も低いEを1日短縮すれば,最少の増加費用で当初の予定日数に戻せる。 💡 手順は(1)アローダイアグラムでクリティカルパスを特定,(2)その経路上の作業だけを候補にする,(3)費用増加率最小のものを選ぶ,の3ステップで機械的に解く。非クリティカル作業の安い費用増加率に飛びつかせるのが定番のひっかけである。
※Web掲載用に表記を一部変更しています。図表はIPA公式問題冊子から引用しています。著作権はIPAに帰属します。