平成30年度春期 応用情報技術者試験 午前 問24
Webページの設計の例のうち,アクセシビリティを高める観点から最も適切なものはどれか。
- ア 音声を利用者に確実に聞かせるために,Webページを表示すると同時に音声を自動的に再生する。
- イ 体裁の良いレイアウトにするために,表組みを用いる。
- ウ 入力が必須な項目は,色で強調するだけでなく,項目名の隣に“(必須)”などと明記する。
- エ ハイパリンク先の内容が推測できるように,ハイパリンク画像のalt属性にリンク先のURLを付記する。
解答・解説を見る
正解:ウ
AI解説
アクセシビリティとは,高齢者や障害者を含む誰もが支障なく情報にアクセスできる度合いのことである。JIS X 8341-3やWCAGでは「色だけで情報を伝えない」ことが求められており,必須項目を色による強調に加えて「(必須)」と文字でも明記する設計は,色覚特性のある利用者やスクリーンリーダー利用者にも伝わるため適切である。 ア: 誤り。音声の自動再生は,スクリーンリーダーの読み上げと重なって聞き取りを妨げるためアクセシビリティを低下させる。再生は利用者が制御できるようにすべきである。 イ: 誤り。レイアウト目的の表組み(テーブル)は,スクリーンリーダーが内容を不自然な順序で読み上げる原因になる。レイアウトはCSSで行うのが原則である。 ウ: 正解。色による強調だけでは色の識別が困難な利用者に伝わらないため,文字でも「(必須)」と明記することで誰にでも伝わる。 エ: 誤り。alt属性にはリンク先の内容を説明する文言を記述すべきであり,URLを付記しても利用者は内容を推測できず,読み上げも冗長になる。 💡 アクセシビリティ問題の判断基準は「視覚・聴覚などに制約がある利用者でも情報が伝わるか」「利用者が自分で制御できるか」。「色だけ」「音だけ」「画像だけ」に頼る設計は誤り,代替手段を併用する設計が正解,と覚える。
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。