令和元年度春期 応用情報技術者試験 午前 問64

分野:システム企画|実際に出題されたIPA過去問題

投資効果を正味現在価値法で評価するとき,最も投資効果が大きい(又は損失が小さい)シナリオはどれか。ここで,期間は3年間,割引率は5%とし,各シナリオのキャッシュフローは表のとおりとする。

問題の図表(IPA公式問題冊子より引用)
図表:IPA公式問題冊子より
  1.  A
  2.  B
  3.  C
  4.  投資をしない
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正解:イ

AI解説

正味現在価値法(NPV法)は、将来のキャッシュフローを割引率で現在価値に換算して合計し、投資額を差し引いて投資効果を評価する手法である。本問では各シナリオの投資額と回収総額が同じでも、割引の影響で早い年度のキャッシュフローほど現在価値が大きくなるため、初年度に最も多く回収するシナリオBのNPVが最大となり、イが正しい。 ア: シナリオAは回収が後の年度に偏っており、割引率5%で現在価値に換算するとBより価値が小さくなる。 イ: 正しい。各年のキャッシュフローを(1.05)^n で割って現在価値化すると、早期回収型のBの合計が最も大きく、NPVが最大となる。 ウ: シナリオCは回収が各年に均等であり、初年度に多く回収するBよりも現在価値合計が小さい。 エ: 投資をしない場合のNPVは0だが、Bは正のNPVが見込めるため、投資しないよりBを選ぶ方が有利である。 💡 NPV=Σ(各年キャッシュフロー÷(1+割引率)^年数)−投資額。回収総額が同じなら「早く回収するほど有利」が鉄則で、計算しなくても大小比較できることが多い。

出典:令和元年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問64 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。図表はIPA公式問題冊子から引用しています。著作権はIPAに帰属します。
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