平成22年度 高度共通 午前I(PM試験) 問18

分野:プロジェクトマネジメント(PMBOK/JIS Q 21500・進捗/EVM・スケジュール(PERT/CPM)・リスク・調達・品質・体制)|実際に出題されたIPA過去問題

多くのプロジェクトライフサイクルに共通する特性はどれか。

  1.  プロジェクト完成時のコストに対してステークホルダが及ぼす影響の度合いは,プロジェクトの終盤が最も高い。
  2.  プロジェクトの開始時は不確実性の度合いが最も高いので,プロジェクト目標が達成できないリスクが最も大きい。
  3.  プロジェクト要員の必要人数は,プロジェクトの開始時点が最も多い。
  4.  変更やエラー訂正にかかるコストは,プロジェクトの初期段階が最も高い。
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正解:イ

AI解説

プロジェクトライフサイクルの一般特性として、開始時点は情報が少なく不確実性(リスク)が最も高く、進行とともに低下する。逆にステークホルダの影響力や変更の容易さは序盤ほど大きく、変更コストは終盤ほど大きくなる。この「序盤:不確実性大・変更容易、終盤:不確実性小・変更コスト大」の対称関係で全肢を判定できる。 ア: 誤り。ステークホルダがコストなどに及ぼす影響力は序盤が最も高く、成果物が固まる終盤には低下する。 イ: 正しい。開始時は要件や見積りの不確実性が最も高く、目標を達成できないリスクが最も大きい。進行に伴い不確実性は減少する。 ウ: 誤り。要員数は開始時点では少なく、実行段階(中盤)でピークとなり、終結に向けて減少する山型になる。 エ: 誤り。変更やエラー訂正のコストは初期段階が最も低く、終盤ほど手戻りが大きくなるため高くなる。 💡 「リスク・影響力は右肩下がり、変更コスト・完成度は右肩上がり」というPMBOKの曲線をイメージして覚える。要員数は山型、という3つのグラフを描けるようにしておくと類題に強い。

出典:平成22年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問18 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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PMBOK/JIS Q 21500 の枠組み、進捗管理とEVM、スケジュール(PERT/CPM)、リスク、調達などを扱います。プロジェクトマネージャ試験では午前IIの中核であり、応用情報でも安定して出題されます。用語の定義問題と計算問題が半々です。

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