令和元年度 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問4

分野:スケジュール|実際に出題されたIPA過去問題

プロジェクトのスケジュール管理で使用する“クリティカルチェーン法”の実施例はどれか。

  1.  限りある資源とプロジェクトの不確実性に対応するために,合流バッファとプロジェクトバッファを設ける。
  2.  クリティカルパス上の作業に,生産性を向上させるための開発ツールを導入する。
  3.  クリティカルパス上の作業に,要員を追加投入する。
  4.  クリティカルパス上の先行作業が終了する前に後続作業に着手し,並行して実施する。
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正解:ア

AI解説

クリティカルチェーン法(CCPM)は、資源の制約と作業見積りの不確実性を考慮したスケジュール管理手法である。各作業の見積りから安全余裕を取り除き、その分をプロジェクト全体の最後に置くプロジェクトバッファと、合流経路がクリティカルチェーンに影響しないよう合流点に置く合流バッファ(フィーディングバッファ)として集約管理する点が特徴で、アが実施例に該当する。 ア: 正しい。限りある資源と不確実性への対応として合流バッファとプロジェクトバッファを設けるのは、クリティカルチェーン法の中核的な実施例である。 イ: ツール導入で生産性を高めて期間短縮を図るのは、資源追加による短縮技法クラッシングの一種であり、クリティカルチェーン法ではない。 ウ: クリティカルパス上の作業への要員追加投入は、コストを掛けて期間を短縮するクラッシングの典型例である。 エ: 先行作業の完了前に後続作業を並行して開始するのは、ファストトラッキングの説明である。 💡 スケジュール短縮技法は「資源追加=クラッシング」「並行実施=ファストトラッキング」「バッファ集約=クリティカルチェーン法」の3点セットで整理して覚える。バッファという語が出たらCCPMを疑うとよい。

出典:令和元年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問4 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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