令和7年度 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問7
図1に示すプロジェクト活動は,作業Cの終了がこの計画から2日遅れたので,このままでは当初に計画した総所要日数で終了できなくなった。 作業を見直したところ,作業Iは作業Gの全てが完了していなくても開始できることが分かったので,ファストトラッキングを適用して,図2に示すように計画を変更した。計画変更後の総所要日数は当初計画と比べてどのように変化するか。

- ア 4日減少する
- イ 2日減少する
- ウ 1日増加する
- エ 2日増加する
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正解:ウ
AI解説
ファストトラッキングは,本来順次実施する作業を並行実施してスケジュールを短縮する技法である。本問では作業Cの終了が2日遅れたため,そのままなら総所要日数が2日超過するところ,作業Gの完了を待たずに作業Iを開始する計画変更で遅れの一部を吸収した。ネットワークを再計算すると短縮できるのは1日分であり,当初計画と比べて総所要日数は1日の増加にとどまる。 ア: 誤り。4日減少は遅延(+2日)と短縮効果を二重に見誤った値であり,遅延がある以上当初より減少はしない。 イ: 誤り。2日減少も同様に,Cの2日遅延を計算に入れていない。 ウ: 正しい。2日の遅延に対し並行化で1日短縮できるため,差引きで当初計画より1日の増加となる。 エ: 誤り。2日増加はファストトラッキングによる短縮効果を見込まない(計画変更しない)場合の値である。 💡 短縮技法は2つ,ファストトラッキング=並行化(リスク:手戻り増),クラッシング=資源追加(リスク:コスト増)。「遅延+対策後の正味変化」を問う形式では,遅延分と短縮分を分けて計算し差引きするのが確実。
※Web掲載用に表記を一部変更しています。図表はIPA公式問題冊子から引用しています。著作権はIPAに帰属します。