令和6年度 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問6

分野:スケジュール|実際に出題されたIPA過去問題

四つのアクティビティ A~D によって実行する開発プロジェクトがある。図は,各アクティビティの PDM(プレシデンスダイアグラム法)における依存関係を表す。条件に従ってアクティビティを実行するとき,この開発プロジェクトの最少所要日数は何日か。 〔条件〕 ・各アクティビティは,最終3日間に,連続して試験設備を使用する。 ・試験設備は1台であって,同時に複数のアクティビティが使用することはできない。 ・試験設備以外の資源にアクティビティ間の競合はない。

問題の図表(IPA公式問題冊子より引用)
図表:IPA公式問題冊子より
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正解:イ

AI解説

PDM(プレシデンスダイアグラム法)の依存関係に加えて,「各アクティビティの最終3日間は1台しかない試験設備を排他的に使用する」という資源制約を考慮する問題である。依存関係だけで求めた最短日数では試験設備の使用期間が重なるため,重ならないように各アクティビティの試験期間をずらして配置し直す必要がある。重なりを最小にするよう調整すると最少所要日数は19日となる。 ア: 誤り。18日は試験設備の競合を無視し,依存関係のみで計算した場合の日数である。設備が1台しかない制約を満たせない。 イ: 正しい。試験設備を使う最終3日間が重ならないように各アクティビティの開始をずらすと,最少で19日で全作業が完了する。 ウ: 誤り。20日はずらし方が最適でない(不要な待ち時間を入れた)場合の日数である。 エ: 誤り。21日は試験を単純に直列に並べるなど,最適化しないスケジューリングによる日数である。 💡 資源制約付きスケジューリングでは「依存関係上の最短」と「資源の空き」の両方を満たす必要がある。この考え方を体系化したのがクリティカルチェーン法である,というつながりも押さえておく。

出典:令和6年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問6 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。図表はIPA公式問題冊子から引用しています。著作権はIPAに帰属します。
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