令和2年度 高度共通 午前I(PM試験) 問6
仮想記憶方式で,デマンドページングと比較したときのプリページングの特徴として,適切なものはどれか。ここで,主記憶には十分な余裕があるものとする。
- ア 将来必要と想定されるページを主記憶にロードしておくので,実際に必要となったときの補助記憶へのアクセスによる遅れを減少できる。
- イ 将来必要と想定されるページを主記憶にロードしておくので,ページフォールトが多く発生し,OSのオーバヘッドが増加する。
- ウ プログラムがアクセスするページだけをその都度主記憶にロードするので,主記憶への不必要なページのロードを避けることができる。
- エ プログラムがアクセスするページだけをその都度主記憶にロードするので,将来必要となるページの予想が不要である。
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正解:ア
AI解説
仮想記憶におけるデマンドページングは、ページフォールトが発生してから必要なページを補助記憶から主記憶にロードする方式である。これに対しプリページングは、将来必要になると予想されるページをあらかじめ主記憶にロードしておく方式で、実際にアクセスが発生した時点で既にページが主記憶にあるため、補助記憶へのアクセスによる待ち時間(遅れ)を減少できる。 ア: 正しい。事前ロードによって、実際に必要となったときの補助記憶アクセスの遅れを減らせるのがプリページングの利点である。 イ: 前半は正しいが、プリページングは先読みによってページフォールトをむしろ減らす方向に働くため、後半の記述が誤りである。 ウ: アクセスされたページだけをその都度ロードするのはデマンドページングの説明である。 エ: 同じくデマンドページングの説明であり、必要ページの予想が不要なのはデマンドページングの特徴である。 💡 デマンド(demand)=要求されてから、プリ(pre)=あらかじめ先読み、と接頭語で覚える。先読みは予想が当たれば高速化、外れれば無駄なロードになるというトレードオフも押さえておく。
出典:令和2年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問6 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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