令和7年度 高度共通 午前I(PM試験) 問2

分野:基礎理論|実際に出題されたIPA過去問題

AIにおける機械学習において、2クラス分類モデルの評価方法の一つであるROC曲線で用いられる偽陽性率の説明として、最も適切なものはどれか。ここで、分類されるデータには正しいものと間違っているものが含まれるものとする。

  1.  「間違い」と予測したデータのうち、実際は「正しい」データの割合
  2.  実際に「間違い」であるデータに対し、誤って「正しい」と予測したデータの割合
  3.  実際に「間違い」であるデータに対し、正しく「間違い」と予測したデータの割合
  4.  全データのうち、実際に正しく予測できなかったデータの割合
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正解:イ

AI解説

ROC曲線は縦軸に真陽性率、横軸に偽陽性率をとって分類モデルの性能を評価する。偽陽性率(FPR)=FP/(FP+TN)、すなわち「実際は陰性(間違い)であるデータのうち、誤って陽性(正しい)と予測してしまった割合」である。本問では「正しい」を陽性、「間違い」を陰性と読み替えるのがポイントで、分母が『実際に陰性のデータ全体』である点が判断基準となる。 ア: 「間違いと予測したデータのうち実際は正しい割合」は、予測を分母とする指標(偽発見率の裏側に相当)であり、実際の陰性を分母とする偽陽性率ではない。 イ: 正解。実際に「間違い」(陰性)であるデータに対し、誤って「正しい」(陽性)と予測した割合が偽陽性率の定義そのものである。 ウ: 実際に「間違い」のデータを正しく「間違い」と予測した割合は真陰性率(特異度)であり、偽陽性率=1−特異度の関係にある。 エ: 全データのうち正しく予測できなかった割合は誤り率(誤分類率)であり、偽陽性率とは異なる。 💡 混同行列の指標は「分母が『実際』か『予測』か」で整理する。偽陽性率・真陽性率(再現率)は実際が分母、適合率は予測が分母。ROC曲線=横軸FPR・縦軸TPRもセットで覚える。

出典:令和7年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問2 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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