令和7年度 高度共通 午前I(PM試験) 問25
投資の意思決定手法の一つであるPBP法に関する記述として、適切なものはどれか。
- ア キャッシュフローの時間的価値が考慮されている。
- イ 投資回収後のキャッシュフローも考慮されている。
- ウ 投資金額の回収期間の長さによって投資を評価する手法である。
- エ ほかの意思決定手法であるNPV法やIRR法と同様に割引率を用いる手法である。
解答・解説を見る
正解:ウ
AI解説
PBP法(Pay Back Period:回収期間法)は、投資額が将来のキャッシュフローによって何年で回収できるか、その回収期間の長短で投資案を評価する手法である。計算が簡単な反面、(1)キャッシュフローの時間的価値(割引)を考慮しない、(2)回収後のキャッシュフローを無視する、という2つの限界がある。この特徴を知っていれば、ウが定義そのもの、ア・イ・エはいずれも限界と矛盾する記述だと判断できる。 ア: 誤り。PBP法は将来キャッシュフローを割り引かず額面のまま累計するため、時間的価値は考慮されない。 イ: 誤り。PBP法は回収が完了した時点までしか見ないため、回収後のキャッシュフロー(収益性)は評価に反映されない。 ウ: 正解。投資金額の回収期間の長さ(短いほど良い)で投資を評価するのがPBP法である。 エ: 誤り。割引率を用いるのはNPV法(正味現在価値法)やIRR法(内部収益率法)であり、PBP法は割引計算を行わない。 💡 投資評価3手法は「PBP=回収期間の短さ(割引なし)」「NPV=割引後キャッシュフローの正味額」「IRR=NPVがゼロになる割引率」と整理する。PBPの弱点2つ(時間価値無視・回収後無視)はそのまま誤答肢として出題される。
出典:令和7年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問25 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。