平成22年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問52
アローダイアグラムで表される作業A〜Hを見直したところ,作業Dだけが短縮可能であり,その所要日数を6日間に短縮できることが分かった。作業全体の所要日数は何日間短縮できるか。

- ア 1
- イ 2
- ウ 3
- エ 4
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正解:ウ
AI解説
アローダイアグラム(PERT図)では、開始から終了までの最長経路(クリティカルパス)がプロジェクト全体の所要日数を決める。作業Dがクリティカルパス上にあり、他の並行経路がDを含む経路より短い(フロートに余裕がある)場合、Dの短縮分がそのまま全体の短縮日数となるが、他経路の日数がDを含む経路の短縮後の日数を下回らない範囲までしか全体は短縮されない。本問では、Dの短縮によって新たな最長経路が生じるため、短縮できるのは全体で3日間にとどまる。 ア: 1日の短縮では、Dの短縮によって生じる余裕(フロート)を過小に見積もっており、実際の短縮可能日数と一致しない。 イ: 2日の短縮では、他の並行経路の所要日数との関係で、実際にクリティカルパス全体が短縮される日数と一致しない。 ウ: 正しい。作業Dの短縮(所要日数を6日間へ)によって、他の経路の所要日数が新たな制約となるまでの範囲で全体の所要日数は3日間短縮される。 エ: 4日の短縮では、Dを含まない他経路がその時点で新たなクリティカルパスとなり、それ以上は全体日数が縮まらない下限を超えて見積もっており、実際の短縮可能日数を上回っている。 💡 クリティカルパス上の作業を短縮しても、他の経路の所要日数(フロートの範囲)を下回ることはできない。短縮効果は「その作業のフロート(他経路との差)」までしか出ない点が本問のポイントである。
※Web掲載用に表記を一部変更しています。図表はIPA公式問題冊子から引用しています。著作権はIPAに帰属します。