平成25年度春期 応用情報技術者試験 午前 問75

分野:企業活動(経営管理・OR/IE・在庫/生産管理・会計/財務・線形計画・意思決定・グラフ理論の応用)|実際に出題されたIPA過去問題

経営会議で来期の景気動向を議論したところ,景気は悪化する,横ばいである,好転するという三つの意見に完全に分かれてしまった。来期の投資計画について,積極的投資,継続的投資,消極的投資のいずれかに決定しなければならない。表の予想利益については意見が一致した。意思決定に関する記述のうち,適切なものはどれか。

問題の図表(IPA公式問題冊子より引用)
図表:IPA公式問題冊子より
  1.  混合戦略に基づく最適意思決定は,積極的投資と消極的投資である。
  2.  純粋戦略に基づく最適意思決定は,積極的投資である。
  3.  マクシマックス原理に基づく最適意思決定は,継続的投資である。
  4.  マクシミン原理に基づく最適意思決定は,消極的投資である。
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正解:エ

AI解説

マクシミン原理とは、各戦略について最悪の場合(最小利益)を想定し、その最小利益が最大になる戦略を選ぶ悲観的(保守的)な意思決定原理である。消極的投資は景気がどう転んでも利益の落ち込みが最も小さく、最小利益が三つの戦略の中で最大となるため、エが適切である。 ア: 混合戦略は複数の戦略を確率的に組み合わせるゲーム理論の概念であり、この状況で「積極的投資と消極的投資」が最適という記述は適切でない。 イ: 純粋戦略として一つを選ぶにしても、各景気動向の生起確率が不明なため期待値による最適解は定まらず、積極的投資が最適とは言えない。 ウ: マクシマックス原理は各戦略の最大利益が最大の戦略を選ぶ楽観的原理であり、好転時に最大利益となる積極的投資が選ばれるはずで、継続的投資は誤りである。 エ: 正解。最悪ケースの利益を比較して最も大きい消極的投資を選ぶのがマクシミン原理である。 💡 マクシミン=「最小(ミン)の最大(マクシ)」で悲観的・慎重派、マクシマックス=「最大の最大」で楽観派と覚える。表の各行の最小値・最大値を書き出せば機械的に解ける。

出典:平成25年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問75 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。図表はIPA公式問題冊子から引用しています。著作権はIPAに帰属します。
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