令和元年度春期 応用情報技術者試験 午前 問2
桁落ちによる誤差の説明として,適切なものはどれか。
- ア 値がほぼ等しい二つの数値の差を求めたとき,有効桁数が減ることによって発生する誤差
- イ 指定された有効桁数で演算結果を表すために,切捨て,切上げ,四捨五入などで下位の桁を削除することによって発生する誤差
- ウ 絶対値が非常に大きな数値と小さな数値の加算や減算を行ったとき,小さい数値が計算結果に反映されないことによって発生する誤差
- エ 無限級数で表される数値の計算処理を有限項で打ち切ったことによって発生する誤差
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正解:ア
AI解説
桁落ちは、値がほぼ等しい二つの浮動小数点数の差を求めたとき、上位の桁が打ち消し合って有効桁数(信頼できる桁数)が大幅に減ることで発生する誤差である。例えば0.12345−0.12344=0.00001では、5桁あった有効数字が1桁になってしまう。アがこの説明である。 ア: 正しい。近い値同士の減算で有効桁数が減る現象が桁落ちである。数式変形で減算を避けるのが対策となる。 イ: 切捨て・切上げ・四捨五入で下位桁を削除することによる誤差は丸め誤差の説明である。 ウ: 絶対値が大きく異なる数の加減算で小さい数が結果に反映されない誤差は情報落ちの説明である。 エ: 無限級数の計算を有限項で打ち切ることによる誤差は打切り誤差の説明である。 💡 誤差4種は「桁落ち=近い値の引き算」「情報落ち=大小差の足し算」「丸め=四捨五入等」「打切り=計算の途中終了」とキーワードで対応させる。桁落ちと情報落ちの入替えが定番のひっかけである。
出典:令和元年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問2 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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