平成22年度春期 応用情報技術者試験 午前 問76

分野:企業活動(経営管理・OR/IE・在庫/生産管理・会計/財務・線形計画・意思決定・グラフ理論の応用)|実際に出題されたIPA過去問題

経営会議で来期の景気動向を議論したところ,景気は悪化する,横ばいである,好転するという三つの意見に完全に分かれてしまった。来期の投資計画について,積極的投資,継続的投資,消極的投資のいずれかに決定しなければならない。表の予想利益については意見が一致した。意思決定に関する記述のうち,適切なものはどれか。

問題の図表(IPA公式問題冊子より引用)
図表:IPA公式問題冊子より
  1.  混合戦略に基づく最適意思決定は,積極的投資と消極的投資である。
  2.  純粋戦略に基づく最適意思決定は,積極的投資である。
  3.  マクシマックス原理に基づく最適意思決定は,継続的投資である。
  4.  マクシミン原理に基づく最適意思決定は,消極的投資である。
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正解:エ

AI解説

マクシミン原理(悲観的基準)は各選択肢の中で最悪の結果(最小利益)同士を比較し、その中で最大のものを選ぶ意思決定基準である。景気動向の予測が分かれ最悪ケースを重視する保守的な意思決定を行う場合、消極的投資が最も安全な選択となる。 ア: 混合戦略はゲーム理論において複数の戦略を確率的に組み合わせて選ぶ考え方であり、投資案を単純に2つ選ぶような記述は混合戦略の説明として不適切である。 イ: 純粋戦略は不確実性がなく単一の確定した行動を選ぶ考え方だが、本問は好転・横ばい・悪化という不確実な状況下の意思決定であり単純に積極的投資が最適とは言えない。 ウ: マクシマックス原理(楽観的基準)は各選択肢の中で最良の結果(最大利益)同士を比較し最大のものを選ぶ基準であり、継続的投資ではなく最も楽観的な結果をもたらす選択肢が対象となる。 エ: 正しい。マクシミン原理は各案の最悪の結果を比較し、その中で最も損失が小さい(利益が大きい)案を選ぶ基準であり、本問では消極的投資が該当する。 💡 マクシミン=悲観的に最悪を比較して一番マシなものを選ぶ、マクシマックス=楽観的に最良を比較して一番良いものを選ぶ、という対比で覚えると得点しやすい。

出典:平成22年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問76 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。図表はIPA公式問題冊子から引用しています。著作権はIPAに帰属します。
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