令和元年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問78

分野:法務|実際に出題されたIPA過去問題

プログラムの著作物について,著作権法上,適法である行為はどれか。

  1.  海賊版を複製したプログラムと事前に知りながら入手し,業務で使用した。
  2.  業務処理用に購入したプログラムを複製し,社内教育用として各部門に配布した。
  3.  職務著作のプログラムを,作成した担当者が独断で複製し,他社に貸与した。
  4.  処理速度を向上させるために,購入したプログラムを改変した。
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正解:エ

AI解説

著作権法47条の3は、プログラムの著作物の複製物の所有者が、自ら利用するために必要な限度で複製・改変(バグ修正や処理速度向上など)を行うことを認めている。したがって購入したプログラムを処理速度向上のために改変する行為は適法である。 ア: 海賊版(違法複製物)と知りながら入手し業務で使用する行為は、著作権法113条のみなし侵害規定により著作権侵害とみなされ違法となる。 イ: 業務用に購入したプログラムを複製して社内の各部門に配布する行為は、著作権者の許諾なく複製物を増やす行為であり、私的使用の範囲を超えるため違法である。 ウ: 職務著作(法人著作)のプログラムは著作権が使用者(会社)に帰属するため、担当者が独断で複製し他社に貸与する行為は権利者の許諾を得ない無断利用として違法である。 エ: 正しい。著作権法47条の3により、プログラムの所有者が自ら利用するために必要な改変(処理速度向上など)を行うことは適法である。 💡 「自己が保有するプログラムを自分のために改変・バックアップする」行為は適法、「他人に複製物を渡す・配布する」行為は原則違法、という切り分けで覚えると判断しやすい。

出典:令和元年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問78 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。著作権はIPAに帰属します。
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