法務分野の攻略ポイント
応用情報技術者試験・プロジェクトマネージャ試験で出題された「法務」分野の過去問 135問と、当サイトが独自にまとめた攻略の要点です。
この分野で問われること
知的財産権・セキュリティ関連法規・労働/取引法規・標準化・コンプライアンス・個人情報保護が範囲です。条文の丸暗記は不要で、「誰の権利か」「何をすると違法か」を押さえれば十分に得点できます。
攻略の要点
- 著作権はプログラムに及ぶが、アルゴリズムやアイデアそのものには及ばない。特許権は技術的思想(アイデア)を保護する。この守備範囲の違いが最頻出。
- 職務著作/職務発明の帰属:法人の発意に基づき従業者が職務上作成した著作物は、原則として法人に著作権が帰属する(契約に別段の定めがない場合)。請負開発では受託者に帰属するのが原則なので、契約で移転を定める必要がある。
- 労働者派遣と請負の違いは指揮命令権の所在。派遣先が指揮命令できるのが派遣、できないのが請負。請負なのに発注者が直接指示すると偽装請負になる。
- 不正アクセス禁止法は「他人のIDでのログイン」「セキュリティホールを突いた侵入」を禁じ、ID/パスワードの不正取得・保管・提供も対象。実害の有無は問わない。
- 個人情報保護法では、個人情報・個人データ・保有個人データの区別、要配慮個人情報、第三者提供の制限とオプトアウト、匿名加工情報。
- 標準化ではJIS・ISO・IEC・IEEE・W3Cといった規格団体の守備範囲と、代表的な規格番号(ISO 9001=品質、ISO 14001=環境、ISO/IEC 27001=情報セキュリティ)。
選択肢の典型的なひっかけ
- 「アルゴリズムは著作権で保護される」とする選択肢。保護されるのは表現であるプログラムのコード。
- 派遣と請負で、請負でも発注者が作業者に直接指示できるとする記述。
- 不正競争防止法の営業秘密の3要件(秘密管理性・有用性・非公知性)のうち1つを欠いた選択肢。
前提となる用語
著作権法特許法職務著作不正アクセス禁止法不正競争防止法個人情報保護法労働者派遣法請負契約ISO/IEC 27001コンプライアンス
「法務」の過去問(135問中60問を表示)
- 令和7年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問17委託元への著作権の移転に関する条項を含むソフトウェア開発委託契約書に、「委託先は著作者人格権を行使しない」という記載があ…
- 令和7年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問30意匠法において、保護の対象となり得るものはどれか。
- 令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問50委託元への著作権の移転に関する条項を含むソフトウェア開発委託契約書に,「委託先は著作者人格権を行使しない」という記載があ…
- 令和7年度春期 応用情報技術者試験 午前 問78著作権法及び関連法令によれば,生成AIを利用して画像を生成する行為又はその生成物の利用が著作権侵害にあたるか否かに関して…
- 令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問78著作権法において,保護の対象となり得ないものはどれか。
- 令和7年度春期 応用情報技術者試験 午前 問79資金決済法における暗号資産に関する記述として,適切なものはどれか。
- 令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問79意匠法において、保護の対象となり得るものはどれか。
- 令和7年度春期 応用情報技術者試験 午前 問80欧州へ電子部品を輸出するには,RoHS指令への対応が必要である。このRoHS指令の目的として,適切なものはどれか。
- 令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問80労働施策総合推進法に関する記述として,適切なものはどれか。
- 令和6年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問30大規模なシステム開発を受注したA社では、不足する開発要員を派遣事業者であるB社からの労働者派遣によって補うことにした。A…
- 令和6年度春期 応用情報技術者試験 午前 問78特許法による保護の対象となるものはどれか。
- 令和6年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問78著作権法で保護されるものはどれか。
- 令和6年度春期 応用情報技術者試験 午前 問79不正競争防止法の不正競争行為に該当するものはどれか。
- 令和6年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問79大規模なシステム開発を受注したA社では,不足する開発要員を派遣事業者であるB社からの労働者派遣によって補うことにした。A…
- 令和6年度春期 応用情報技術者試験 午前 問80個人情報のうち,個人情報保護法における要配慮個人情報に該当するものはどれか。
- 令和6年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問80デジタル社会形成基本法において掲げられている10項目の基本理念に含まれているものはどれか。
- 令和5年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問30匿名加工情報取扱事業者が,適正な匿名加工を行った匿名加工情報を第三者提供する際の義務として,個人情報保護法に規定されてい…
- 令和5年度春期 応用情報技術者試験 午前 問49日本国特許庁において特許Aを取得した特許権者から,実施許諾を受けることが必要になる場合はどれか。
- 令和5年度春期 応用情報技術者試験 午前 問78ソフトウェア開発を,下請法の対象となる下請事業者に委託する場合,下請法に照らして,禁止されている行為はどれか。
- 令和5年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問78プログラムの著作物について,著作権法上,適法である行為はどれか。
- 令和5年度春期 応用情報技術者試験 午前 問79労働者派遣法において,派遣元事業主の講ずべき措置等として定められているものはどれか。
- 令和5年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問79匿名加工情報取扱事業者が,適正な匿名加工を行った匿名加工情報を第三者提供する際の義務として,個人情報保護法に規定されてい…
- 令和5年度春期 応用情報技術者試験 午前 問80技術者倫理の遵守を妨げる要因の一つとして,集団思考というものがある。集団思考の説明として,適切なものはどれか。
- 令和5年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問80図は,企業と労働者の関係を表している。企業Bと労働者Cの関係に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 令和4年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問30A 社は顧客管理システムの開発を,情報システム子会社である B 社に委託し,B 社は要件定義を行った上で,ソフトウェア設…
- 令和4年度春期 応用情報技術者試験 午前 問77A 社は,B 社と著作物の権利に関する特段の取決めをせず,A 社の要求仕様に基づいて,販売管理システムのプログラム作成を…
- 令和4年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問78A 社は顧客管理システムの開発を,情報システム子会社である B 社に委託し,B 社は要件定義を行った上で,ソフトウェア設…
- 令和4年度春期 応用情報技術者試験 午前 問78不正アクセス禁止法で規定されている,“不正アクセス行為を助長する行為の禁止”規定によって規制される行為はどれか。
- 令和4年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問79発注者と受注者との間でソフトウェア開発における請負契約を締結した。ただし,発注者の事業所で作業を実施することになっている…
- 令和4年度春期 応用情報技術者試験 午前 問79A 社は B 社に対して業務システムの設計,開発を委託し,A 社と B 社は請負契約を結んでいる。作業の実態から,偽装請…
- 令和4年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問80ソフトウェアやデータに欠陥がある場合に,製造物責任法の対象となるものはどれか。
- 令和4年度春期 応用情報技術者試験 午前 問80欧州へ電子部品を輸出するには,RoHS 指令への対応が必要である。この RoHS 指令の目的として,適切なものはどれか。
- 令和3年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問30労働基準法で定める36協定において,あらかじめ労働の内容や事情などを明記することによって,臨時的に限度時間の上限を超えて…
- 令和3年度春期 応用情報技術者試験 午前 問65国や地方公共団体が,環境への配慮を積極的に行っていると評価されている製品・サービスを選んでいる。この取組を何というか。
- 令和3年度春期 応用情報技術者試験 午前 問66システム開発委託契約の委託報酬におけるレベニューシェア契約の特徴はどれか。
- 令和3年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問78企業が業務で使用しているコンピュータに,記憶媒体を介してマルウェアを侵入させ,そのコンピュータのデータを消去した者を処罰…
- 令和3年度春期 応用情報技術者試験 午前 問78不正競争防止法で禁止されている行為はどれか。
- 令和3年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問79企業が,“特定電子メールの送信の適正化等に関する法律”に定められた特定電子メールに該当する広告宣伝メールを送信する場合に…
- 令和3年度春期 応用情報技術者試験 午前 問79特定電子メール法における規制の対象に関する説明のうち,適切なものはどれか。
- 令和3年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問80労働基準法で定める36協定において,あらかじめ労働の内容や事情などを明記することによって,臨時的に限度時間の上限を超えて…
- 令和3年度春期 応用情報技術者試験 午前 問80電子署名法に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 令和2年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問30プロバイダ責任制限法が定める特定電気通信役務提供者が行う送信防止措置に関する記述として,適切なものはどれか。
- 令和2年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問50日本において特許Aを取得した特許権者から,実施許諾を受けることが必要になるのはどれか。
- 令和2年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問70MPEG-4などに存在するパテントプールの説明として,適切なものはどれか。
- 令和2年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問78プロバイダ責任制限法が定める特定電気通信役務提供者が行う送信防止措置に関する記述として,適切なものはどれか。
- 令和2年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問79マイナンバー法の個人番号を取り扱う事業者が特定個人情報の提供をすることができる場合はどれか。
- 令和2年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問80A社はB社に対して業務システムの開発を委託し,A社とB社は請負契約を結んでいる。作業の実態から,偽装請負とされる事象はど…
- 令和元年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問30個人情報のうち,個人情報保護法における要配慮個人情報に該当するものはどれか。
- 令和元年度春期 応用情報技術者試験 午前 問78個人情報のうち,個人情報保護法における要配慮個人情報に該当するものはどれか。
- 令和元年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問78プログラムの著作物について,著作権法上,適法である行為はどれか。
- 令和元年度春期 応用情報技術者試験 午前 問79ソフトウェア開発を下請事業者に委託する場合,下請代金支払遅延等防止法に照らして,禁止されている行為はどれか。
- 令和元年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問79下請代金支払遅延等防止法において,親事業者の違法となる行為はどれか。
- 令和元年度春期 応用情報技術者試験 午前 問80技術者倫理の観点から,職務遂行において技術者が優先すべきこととして,最も適切なものはどれか。
- 令和元年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問80技術基準適合証明として用いられる技適マークの説明として,適切なものはどれか。
- 平成30年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問30企業のWebサイトに接続してWebページを改ざんし,システムの使用目的に反する動作をさせて業務を妨害する行為を処罰の対象…
- 平成30年度春期 応用情報技術者試験 午前 問50自社開発したソフトウェアの他社への使用許諾に関する説明として,適切なものはどれか。
- 平成30年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問70MPEG4などに存在するパテントプールの説明として,適切なものはどれか。
- 平成30年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問78クリエイティブコモンズの説明はどれか。
- 平成30年度春期 応用情報技術者試験 午前 問78製造物責任法(PL法)において,製造物責任を問われる事例はどれか。
- 平成30年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問79広告や宣伝目的の電子メールを一方的に送信することを規制する法律はどれか。