令和6年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問75

分野:企業活動|実際に出題されたIPA過去問題

A社とB社がそれぞれ2種類の戦略を採る場合の市場シェアが表のように予想されるとき,ナッシュ均衡,すなわち互いの戦略が相手の戦略に対して最適になっている組合せはどれか。ここで,表の各欄において,左側の数値がA社のシェア,右側の数値がB社のシェアとする。

問題の図表(IPA公式問題冊子より引用)
図表:IPA公式問題冊子より
  1.  A社が戦略a1,B社が戦略b1を採る組合せ
  2.  A社が戦略a1,B社が戦略b2を採る組合せ
  3.  A社が戦略a2,B社が戦略b1を採る組合せ
  4.  A社が戦略a2,B社が戦略b2を採る組合せ
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正解:イ

AI解説

ナッシュ均衡とは、ゲーム理論において、互いの戦略の組合せが、相手の戦略を所与としたときに自分だけが戦略を変えても利得(シェア)を改善できない状態を指す。表の各組合せについて、A社・B社それぞれが単独で戦略を変更したときにシェアが増えるかどうかを確認し、双方とも変更する動機がない組合せを探すとイの組合せがそれに該当する。 ア: この組合せでは、A社またはB社の少なくとも一方が戦略を変更することで自社のシェアを増やせるため、均衡状態ではない。 イ: A社・B社のどちらも単独で戦略を変更しても自社のシェアが改善しない、互いに最適反応となっている組合せであり、ナッシュ均衡として正解である。 ウ: この組合せもどちらかの企業が戦略を変えることでシェアを増やせる余地があり、均衡ではない。 エ: 同様にどちらかの企業に戦略変更のインセンティブが残っており、ナッシュ均衡の条件を満たさない。 💡 ナッシュ均衡を探す定石は、各企業の立場で相手の戦略を固定した上で「自分だけ戦略を変えて得するか」を総当たりで確認することである。

出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問75 / 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
※Web掲載用に表記を一部変更しています。図表はIPA公式問題冊子から引用しています。著作権はIPAに帰属します。
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