令和3年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問68
あるメーカがビールと清涼飲料水を生産する場合,表に示すように6種類の組合せ(A〜F)によって異なるコストが掛かる。このメーカの両製品の生産活動におけるスケールメリットとシナジー効果に関する記述のうち,適切なものはどれか。

- ア スケールメリットはあるが,シナジー効果はない。
- イ スケールメリットはないが,シナジー効果はある。
- ウ スケールメリットとシナジー効果がともにある。
- エ スケールメリットとシナジー効果がともにない。
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正解:イ
AI解説
スケールメリット(規模の経済)は、同一製品の生産量を増やすことで単位当たりコストが下がる効果であり、シナジー効果(範囲の経済)は、複数の異なる製品を同時に生産・販売することで、単独で生産するよりも全体コストが下がったり付加価値が高まったりする効果である。設問の表で、各製品単独の生産量を増やしても単位コストが下がらない(スケールメリットなし)一方、ビールと清涼飲料水を同時に生産する組合せのコストが単独生産の合計より低くなっている(シナジー効果あり)ことから判断する。 ア: 誤り。表の数値上、単一製品の生産量を増やしてもコストが比例的に下がらずスケールメリットは認められず、また複数製品の組合せでコストが下がっている点でシナジー効果がないとも言えない。 イ: 正しい。表の数値から、単独生産量の拡大による単位コスト低減(スケールメリット)は見られない一方、ビールと清涼飲料水を同時生産することによるコスト低減(シナジー効果)が認められる。 ウ: 誤り。スケールメリットについては表の数値上認められないため、両方があるとする判断は誤りとなる。 エ: 誤り。少なくとも複数製品同時生産によるコスト低減(シナジー効果)は表の数値上認められるため、両方ともないとする判断は誤りとなる。 💡 スケールメリット=同一製品の量産効果、シナジー効果=異なる製品の組合せによる相乗効果、という定義の違いを軸に表の数値を比較するのが解法のポイントである。
※Web掲載用に表記を一部変更しています。図表はIPA公式問題冊子から引用しています。著作権はIPAに帰属します。