令和元年度 高度共通 午前I(PM試験) 問18
ある組織では,プロジェクトのスケジュールとコストの管理にアーンドバリューマネジメントを用いている。期間10日間のプロジェクトの,5日目の終了時点の状況は表のとおりである。この時点でのコスト効率が今後も続くとしたとき,完成時総コスト見積り(EAC)は何万円か。

- ア 110
- イ 120
- ウ 135
- エ 150
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正解:エ
AI解説
アーンドバリューマネジメント(EVM)では、PV(計画価値)・EV(出来高)・AC(実コスト)で進捗とコストを管理する。本問では完成時総予算BAC=100万円、5日目終了時点でEV=40万円、AC=60万円なので、コスト効率指数CPI=EV÷AC=40÷60=2/3である。このコスト効率が今後も続く場合のEACは、EAC=AC+(BAC−EV)÷CPI=60+(100−40)÷(2/3)=60+90=150万円となる。 ア: 110は実コスト60万円に残りの計画価値をそのまま加えたような値であり、これまでのコスト効率の悪さ(CPI=2/3)を残作業に反映していないため誤りである。 イ: 120はBACに現時点のコスト超過分(AC−EV=20万円)だけを加えた値である。これは今後は計画どおりの効率で進む場合の計算であり、設問の前提に合わない。 ウ: 135は計算過程を取り違えた場合に出る値であり、正しい式からは導かれない。 エ: 正しい。EAC=AC+(BAC−EV)÷CPI=60+60×1.5=150万円である。 💡 現状のコスト効率が続く前提ならEAC=BAC÷CPIでも計算できる(100÷(2/3)=150万円)。CPI=EV÷AC、SPI=EV÷PV、いずれも分子がEVであることを必ず暗記する。
※Web掲載用に表記を一部変更しています。図表はIPA公式問題冊子から引用しています。著作権はIPAに帰属します。