システム開発技術分野の攻略ポイント
応用情報技術者試験・プロジェクトマネージャ試験で出題された「システム開発技術」分野の過去問 142問と、当サイトが独自にまとめた攻略の要点です。
この分野で問われること
要件定義・設計・実装・テスト・レビュー・UML・オブジェクト指向・モジュール分割を扱います。テスト技法とモジュール結合度・凝集度は、定義を正確に押さえていれば計算も暗記も不要で確実に得点できます。
攻略の要点
- ブラックボックステスト(同値分割・限界値分析)は仕様に基づき、ホワイトボックステスト(命令網羅・判定条件網羅・条件網羅)は内部構造に基づく。網羅率の計算は「通ったものの数÷全体」を丁寧に数えるだけ。
- モジュール設計は『結合度は低く、凝集度は高く』が原則。結合度は内容結合が最悪でデータ結合が最良、凝集度は暗号的凝集が最悪で機能的凝集が最良。両者で良い/悪いの向きが逆なので混同しやすい。
- UMLは、クラス図=静的構造、シーケンス図=時系列の相互作用、ユースケース図=利用者から見た機能、状態遷移図=状態の変化。「何を表現したいか」で図が決まる。
- オブジェクト指向のカプセル化・継承・多相性(ポリモーフィズム)と、汎化/集約/コンポジションの関連の違い。
- レビューはウォークスルー(作成者主導)とインスペクション(モデレータ主導で公式)。開発工程の早い段階で欠陥を見つけるほど修正コストが下がる、という前提が計算問題の土台になる。
- V字モデルでは、単体テストは詳細設計、結合テストは方式(外部)設計、システムテストは要件定義に対応する。どの工程の成果物を検証するかが問われる。
選択肢の典型的なひっかけ
- 結合度と凝集度で「高いほど良い」を一律に適用する誤り。結合度は低いほど良い。
- 同値分割と限界値分析の取り違え。境界の値(0と1、最大値と最大値+1)を狙うのが限界値分析。
- 「ホワイトボックステストで仕様の漏れを検出できる」とする選択肢。内部構造を見るテストでは、そもそも実装されていない機能は検出できない。
前提となる用語
要件定義外部設計・内部設計モジュール結合度・凝集度ブラックボックステストホワイトボックステストUMLオブジェクト指向レビューV字モデルリファクタリング
「システム開発技術」の過去問(142問中60問を表示)
- 令和7年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問16UMLのダイアグラムのうち、インスタンス間の関係を表現するものはどれか。
- 令和7年度春期 応用情報技術者試験 午前 問45デザインレビューの目的はどれか。
- 令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問46ソフトウェアの要件定義における利用者の分析で活用される,ソフトウェアの利用者を役割ごとに典型的な姿として描いた仮想の人物…
- 令和7年度春期 応用情報技術者試験 午前 問47ソフトウェアの保守性を定量評価するときに使用する指標として,適切なものはどれか。
- 令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問47UMLのダイアグラムのうち、インスタンス間の関係を表現するものはどれか。
- 令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問48エラー埋込み法を用いて残存エラー数を推定する。当初の埋込みエラーは48個である。テスト期間中に発見されたエラーの内訳は,…
- 令和7年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問49Webアプリケーションソフトウェアの処理方式の説明のうち,「プログレッシブWebアプリ」の説明として,適切なものはどれか…
- 令和6年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問25UMLの図のうち、業務要件定義において、業務フローを記述する際に使用する、処理の分岐や並行処理、処理の同期などを表現でき…
- 令和6年度春期 応用情報技術者試験 午前 問45オブジェクト指向におけるクラス間の関係のうち,適切なものはどれか。
- 令和6年度春期 応用情報技術者試験 午前 問46モジュール結合度に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 令和6年度春期 応用情報技術者試験 午前 問47ソフトウェア信頼度成長モデルの一つであって,テスト工程においてバグが収束したと判定する根拠の一つとして使用するゴンペルツ…
- 令和6年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問48ソフトウェアの使用性を評価する指標の目標設定の例として,適切なものはどれか。
- 令和6年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問66UMLの図のうち,業務要件定義において,業務フローを記述する際に使用する,処理の分岐や並行処理,処理の同期などを表現でき…
- 令和5年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問16アプリケーションソフトウェアの開発環境上で,用意された部品やテンプレートをGUIによる操作で組み合わせたり,必要に応じて…
- 令和5年度春期 応用情報技術者試験 午前 問46モジュールの独立性を高めるには,モジュール結合度を低くする必要がある。モジュール間の情報の受渡し方法のうち,モジュール結…
- 令和5年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問46問題を引き起こす可能性があるデータを大量に入力し,そのときの応答や挙動を監視することによって,ソフトウェアの脆弱性を検出…
- 令和5年度春期 応用情報技術者試験 午前 問47値引き条件に従って,商品を販売する。決定表の動作指定部のうち,適切なものはどれか。 〔値引き条件〕 ① 上得意客(前年度…
- 令和5年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問47アプリケーションソフトウェアの開発環境上で,用意された部品やテンプレートをGUIによる操作で組み合わせたり,必要に応じて…
- 令和5年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問48問題は発生していないが,プログラムの仕様書と現状のソースコードとの不整合を解消するために,リバースエンジニアリングの手法…
- 令和5年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問65システム開発の成果物が利害関係者の要件(要求事項)を満たしているという客観的な証拠を得るための検証手法として,JIS X…
- 令和4年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問16仕様書やソースコードといった成果物について,作成者を含めた複数人で,記述されたシステムやソフトウェアの振る舞いを机上でシ…
- 令和4年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問46仕様書やソースコードといった成果物について,作成者を含めた複数人で,記述されたシステムやソフトウェアの振る舞いを机上でシ…
- 令和4年度春期 応用情報技術者試験 午前 問46モジュールの独立性の尺度であるモジュール結合度は,低いほど独立性が高くなる。次のうち,モジュールの独立性が最も高い結合は…
- 令和4年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問47信頼性工学の視点で行うシステム設計において,発生し得る障害の原因を分析する手法であるFTAの説明はどれか。
- 令和4年度春期 応用情報技術者試験 午前 問47次の流れ図において,判定条件網羅(分岐網羅)を満たす最少のテストケースの組みはどれか。
- 令和4年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問48流れ図で示したモジュールを表の二つのテストケースを用いてテストしたとき,テストカバレージ指標であるC₀(命令網羅)とC₁…
- 令和4年度春期 応用情報技術者試験 午前 問48問題は発生していないが,プログラムの仕様書と現状のソースコードとの不整合を解消するために,リバースエンジニアリングの手法…
- 令和3年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問16UMLにおける振る舞い図の説明のうち,アクティビティ図のものはどれか。
- 令和3年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問46CRUDマトリクスの説明はどれか。
- 令和3年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問47UMLにおける振る舞い図の説明のうち,アクティビティ図のものはどれか。
- 令和3年度春期 応用情報技術者試験 午前 問47状態遷移表のとおりに動作し,運転状況に応じて装置の温度が上下するシステムがある。システムの状態が“レディ”のとき,①~⑥…
- 令和3年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問48図は,ある図形描画ツールのクラス図の一部である。新たな形状や線種で図形を描画する機能の追加を容易にするために,リファクタ…
- 令和3年度春期 応用情報技術者試験 午前 問48あるプログラムについて,流れ図で示される部分に関するテストを,命令網羅で実施する場合,最小のテストケース数は幾つか。ここ…
- 令和2年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問16UMLのアクティビティ図の特徴はどれか。
- 令和2年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問46UMLのアクティビティ図の特徴はどれか。
- 令和2年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問48ソフトウェア保守で修正依頼を保守のタイプに分けるとき,次のa〜dに該当する保守のタイプの,適切な組合せはどれか。
- 令和元年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問25要件定義において,利用者や外部システムと,業務の機能を分離して表現することによって,利用者を含めた業務全体の範囲を明らか…
- 令和元年度春期 応用情報技術者試験 午前 問46ソフトウェアの分析・設計技法の特徴のうち,データ中心分析・設計技法の特徴として,最も適切なものはどれか。
- 令和元年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問46ソフトウェアの要求分析や設計に利用されるモデルに関する記述のうち,ペトリネットの説明として,適切なものはどれか。
- 令和元年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問47JIS X 25010:2013(システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)ーシステム及びソフトウェ…
- 令和元年度春期 応用情報技術者試験 午前 問48オペレーティングシステムの更新によって,既存のアプリケーションソフトウェアが正常に動作しなくなることが判明したので,正常…
- 令和元年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問48作業成果物の作成者以外の参加者がモデレータとしてレビューを主導する役割を受け持つこと,並びに公式な記録及び分析を行うこと…
- 令和元年度春期 応用情報技術者試験 午前 問50ソフトウェアライフサイクルプロセスのうちの,システム要求事項分析プロセスにおける要求事項評価の基準はどれか。
- 令和元年度春期 応用情報技術者試験 午前 問65要件定義において,利用者や外部システムと,業務の機能を分離して表現することによって,利用者を含めた業務全体の範囲を明らか…
- 平成30年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問16ソフトウェアライフサイクルプロセスにおいてソフトウェア実装プロセスを構成するプロセスのうち,次のタスクを実施するものはど…
- 平成30年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問26社員と年の対応関係をUMLのクラス図で記述する。二つのクラス間の関連が次の条件を満たす場合,a,bに入れる多重度の適切な…
- 平成30年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問46SysMLの説明として,適切なものはどれか。
- 平成30年度春期 応用情報技術者試験 午前 問46ソフトウェアライフサイクルプロセスにおいてソフトウェア実装プロセスを構成するプロセスのうち,次のタスクを実施するものはど…
- 平成30年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問47ソフトウェアアーキテクチャパターンのうち,仕様の追加や変更による影響が及ぶ範囲を限定できるようにするために,機能を業務ロ…
- 平成30年度春期 応用情報技術者試験 午前 問47組込みシステムの“クロス開発”の説明として,適切なものはどれか。
- 平成30年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問49プログラムの誤りの一つに,繰返し処理の終了条件としてA≧aとすべきところをA>aとコーディングしたことに起因するものがあ…
- 平成29年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問16汎化の適切な例はどれか。
- 平成29年度春期 応用情報技術者試験 午前 問18ホワイトボックステストにおいて,プログラムの実行された部分の割合を測定するのに使うものはどれか。
- 平成29年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問25業務要件定義において,業務フローを記述する際に,処理の分岐や並行処理,処理の同期などを表現できる図はどれか。
- 平成29年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問46モジュール設計に関する記述のうち,モジュール強度(結束性)が最も強いものはどれか。
- 平成29年度秋期 応用情報技術者試験 午前 問47テストで使用されるスタブ又はドライバの説明のうち,適切なものはどれか。
- 平成29年度春期 応用情報技術者試験 午前 問47汎化の適切な例はどれか。
- 平成29年度春期 応用情報技術者試験 午前 問48流れ図において,分岐網羅を満たし,かつ,条件網羅を満たすテストデータの組みはどれか。
- 平成28年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問16ソフトウェアの品質特性のうちの保守性に影響するものはどれか。
- 平成28年度 プロジェクトマネージャ試験 午前I 問17モジュールの結合度が最も低い,データの受渡し方法はどれか。